サニーサイドアップ
- 作者: ジェームスほたて
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2006/11/27
- メディア: コミック
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http://anond.hatelabo.jp/20091210133130
まぁ当たってるような気もしますが、これははてなに限らず、議論というものにありがちな姿だと思いますね。
んで、はてなで何かホットな話題が生まれると、その前提の部分に漫画や映画などのネタを絡ませて混ぜっかえすのがぼくのブログ作法の一つなわけです。
- 作者: 雁屋哲
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1986/10/01
- メディア: コミック
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『美味しんぼ』7巻は、レギュラーキャラの一人である快楽亭ブラックが初登場する(ちなみに実在の二代目快楽亭ブラックが襲名するよりこっちの方が先)重要な巻です。最初は豆腐料理研究家として来日した彼ですが、縁あって落語家の弟子になり、明治時代に実在した英国人落語家にちなんで「快楽亭ブラック」を名乗るようになりました。
んで、彼は料理研究家であり落語家でもあるのですが、同時に国際目玉焼き会議(略してIFEC)の会員でもあります。
彼の誘いで、山岡たちはその総会に参加します。
大きな会場を貸切にして、世界各国の代表が(同時通訳つき!)目玉焼きの焼き方、味付け、食べ方について侃々諤々と議論を戦わせるというその馬鹿馬鹿しさは必見。
- 片面焼き(サニーサイドアップ)か、両面焼き(ターンオーバー)か
- 黄身は半熟か、固焼きか
- 黄身が半熟なら、いつ破るか→最後までとっておくのもみっともない、かといって最初に黄身だけ食べるのも下品
- 最初に黄身をつぶし、白身と混ぜて食べるやり方を紹介→場内ブーイングの嵐
- 流れ出した黄身は、パンですくえばよい→米食の人はどうする
- だから固焼きにすればいいんだよ→それは別のレイヤーで語るべき問題
- 味付けはどうする
- 塩・こしょう派
- しょうゆ派
- ソース派
- ケチャップ派
- 七味唐辛子派(大原社主)
目玉焼きは、議論の題材としてこれほど魅力的なものなんですね。「目玉焼きについて話していたことをさっぱり忘れる」なんてのは、目玉焼きの実力を過小評価してるんじゃないかと思います。
- 作者: 雁屋哲,花咲アキラ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1988/12
- メディア: コミック
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たいていの料理は、丼にすると美味しさのグレードが一段アップするものです。いちばん偉いのはやっぱりご飯である、という結論を導き出す、これがぼくのはてな作法だったりします。