ゴッド・ハンド降臨

ベルセルク 37 (ジェッツコミックス)

ベルセルク 37 (ジェッツコミックス)

三浦健太郎の漫画『ベルセルク』は、ヤングアニマル誌において7カ月連続休載という、もはや連載漫画の体を成していない状態になっていますが、「このまま終了」という情報がツイッター上を駆け巡り、けっこうな騒ぎになったようです。


発端はこちらのまとめブログ。
『ベルセルク』連載終了で、信者が阿鼻叫喚でスレが崩壊wwwwww : SHONEN漫画速報 『ベルセルク』連載終了で、信者が阿鼻叫喚でスレが崩壊wwwwww : SHONEN漫画速報



ところが、これは根も葉もないデマだ、というツッコミがあり、カウンターデマを流す人が現れました。

「ベルセルク」連載終了騒動 嘘つきと情報弱者が織り成す<触>の宴 : 戦争だ。90年代に戻してやる。 「ベルセルク」連載終了騒動 嘘つきと情報弱者が織り成す<触>の宴 : 戦争だ。90年代に戻してやる。
デマだと気付くためのヒントを仕込んだ、とか言ってますけど、ヤなヤツだなーという印象は否めない。つうか何この人キモイ。


たぶんですけど、2ちゃんねらーが「ベルセルク終了」とか言い出すのは、パチンコになったことを揶揄する意図があるんじゃないですかね。
コミックナタリー - 「ベルセルク」パチンコ化、狂戦士ガッツが迫力バトル コミックナタリー - 「ベルセルク」パチンコ化、狂戦士ガッツが迫力バトル

三浦建太郎ベルセルク」をモチーフとしたパチンコ台「新世紀ぱちんこベルセルク」が、KYORAKUのブランド「OK!!」より全国のパチンコホールに順次導入されている。

この機種の最大の特徴は、ふたつのバトルを融合し進化させたバトルシステム「ベルセルクRUSH」。リーチになると、ガッツの一騎打ちかグリフィスの軍団戦のいずれかのバトルへ発展し、大当たりのチャンスが到来する。

また「ベヘリットギミック」が発動するとカウントダウンボーナスの「蝕の刻〜運命ボーナス」となり、獲得出玉数を決める「蝕の刻」へ突入。生贄となっていく仲間と出玉の運命をかけガッツが戦う。


このほかガッツとグリフィスの別離、鷹の団の再会など、作中の名シーンがリーチアクションとして登場。キャスカ、ジュドーなど鷹の団の面々はもちろん、ゾッド、髑髏の騎士、ボスコーンなど多数のキャラクターが登場するので原作ファンも要チェックだ。

連載が進まない間に、マーチャンダイジングの方はいろいろ進んでいたんですね。


それにしても、最近は漫画原作のパチンコも飽和気味で、色んな漫画が題材になっていますが(『ヘルシング』とか『ひぐらしのなく頃に』まである)『ベルセルク』をパチンコにするとか正気の沙汰とは思えないですね。
ドラゴン殺し役物が発動すれば激アツ、ってのは最近よくあるパターンですけど(ちなみに『ひぐらしのなく頃に』ではナタ役物が発動する)、ベヘリット役物が発動すればボーナス「蝕の刻」ってのは誰が考えたのか問い詰めたいレベルです。

誰が打つんだよこんなキモイ台!
「蝕の刻」では、鷹の団の仲間たちが次々に殺されていきますが、そのうち髑髏の騎士が登場したら、その時点で残っている仲間の人数に応じた出玉の大当たりになる、というから原作を尊重しているんだかなんだかワケがわからない。

ベルセルク 髑髏の騎士 生誕祭の章 1/10スケール

ベルセルク 髑髏の騎士 生誕祭の章 1/10スケール

(とかなんとかいいつつ、オレ『ベルセルク』って全体の2割ぐらいしか読んだことないんだけどね。「ゴッド・ハンド」といえば、『ヘルレイザー』に似た怪人たちより、やっぱりマス大山を思い浮かべるでしょ常識的に考えて)
世界ケンカ旅 (徳間文庫)

世界ケンカ旅 (徳間文庫)


あと、最近はホラーパチンコ(リングとか呪怨とか)とかサスペンスパチンコ(火曜サスペンス劇場)もありますが、今度は『金田一少年の事件簿』もパチンコになりました。
http://www.sansei.co.jp/products04/kindaichi/index.html



オレはこの漫画が大嫌いなのでどうでもいいんですけど、横溝正史の遺族と、あと島田荘司にもちゃんと版権料が入るのか、気になるところです。まぁどうせ大部分はエル・カンターレに吸い上げられるんでしょうけどね。