NHKスペシャル 〜被災地 三度目の夏に〜

8月23日(金)に、NHKスペシャルで「みちのく怪談」が紹介されます。


http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0823/

NHKスペシャル|シリーズ東日本大震災亡き人との"再会" 〜被災地 三度目の夏に〜

初回放送
  • 2013年8月23日(金)午後10時00分〜10時49分

多くの命を奪った東日本大震災から3回目のお盆。海辺で、墓前で、壊滅した街で・・・死者を鎮魂する行事が今年も行われ、あまりにも突然大切な人との別れを強いられた被災者たちは、亡き人への思いを募らせる。そうした被災地で今、故人と「夢で再会した」「気配を感じた」などの「死者との対話」体験を語る人が後を絶たない。
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その意味を尋ねていくと、遺された者の悲しみの深さの現れであると共に、その体験が、遺された者の生き方に大きな影響を与えている事実が分かってきた。最新医学でも、遺族が、亡くなった人と夢で再会したり、気配を感じたりする事例が数多く報告されている。これらは「故人に一目会いたい」「死を受け入れたくない」「自分だけ生き残って申し訳ない」など、死と向き合う際に生じる苦しみを和らげる「防衛反応」であり「回復プロセス」だと分析されている。被災地では、遺族の口に出せない苦しみを知り、前に歩き出すきっかけにすべく、専門家による調査と研究が始まった。
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番組では、いま多くの被災者が体験している「死者との対話」に徹底的に耳を傾ける。その「不思議な情景」を証言と写真や遺品、実際の現場など、事実に基づいて映像化し、そこに映し出されている被災者の心の機微を丁寧に読み取る。震災で大切な人を失った後、それでも懸命に生きていこうとする姿を、1人1人のかけがえのない物語を通して見つめたい。

5月に仙台で開催した「みちのく怪談シンポジウム」もこの番組で取材されましたので、映像が使われるかも。皆さんぜひご覧ください。