ヒトの最高のともだち

近年、ニホンザルの生息地域が人間の生活圏に接近してきて、畑の作物を食い荒らすなどの被害が広がっています。


電流を流した防護柵など、さまざまな対策がとられていますが、青森県ではこんな試みが効果を挙げました。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120314-OYT1T00251.htm

畑荒らす北限のサル、効果てきめんだったのは…

 青森県下北半島の「北限のサル」による農作物被害額が、2011年度は371万円と前年度に比べ33%減ったことが、「下北半島ニホンザル被害対策市町村等連絡会議」(委員長=五十洲和彦・風間浦村産業建設課長)の調べでわかった。

 同会議は、サルを追い払う犬「モンキードッグ」を11年に3頭増やした効果が出たとみている。

 同会議によると、むつ、大間、風間浦、佐井の4市町村のニホンザルはこの1年間で351頭増えて2274頭(2月末現在)となり、02年の1081頭から倍増した。

 その一方、08年から導入した「モンキードッグ」を昨年8月に3頭増やして6頭にし、すべての4市町村に導入。特に、10年度の被害額554万円と7割を占めていた佐井村では昨年、数回にわたり、2〜3頭で一斉にサルを山に追い込んだ効果が現れ、被害額が前年より43%の大幅減となった。

 同会議は新年度、全地球測位システム(GPS)の器具をサルの首に着けて放し、耕作地や住宅地への出没状況を調べ、モンキードッグの活用に役立てる方針。

(2012年3月15日07時29分 読売新聞)

「猿が畑を荒らす」→「番犬を飼おう」というその発想! 弥生時代の発想だよそれ! しかし、それが大きな効果を挙げているのだから、やはり先人の知恵というのは馬鹿にできないものです。やはり犬は人間にとって最高の友だちですね!