ワッシュ流クッキング:1分カレーの真実
うちにもたまに折り込み広告の入る、アサヒ軽金属の活力なべという調理器具があります。
ゼロ活力なべ(圧力鍋)・オールパン(フライパン)のアサヒ軽金属工業株式会社
高圧で加熱することにより、短時間で調理ができるというのが売り。カレーなどが1分の加圧で作れる、「1分調理」というのがキャッチフレーズとなっています。いかにもキャッチーなフレーズではありますが、これはあくまで沸騰させ、加圧しているのが1分ということであって、鍋を火にかけてから沸騰するまでの時間は含まれていないというのがミソです。
では、実際に調理をするのにはどれぐらい時間がかかるのか、アサヒ軽金属のサイトにあるレシピを参考にしながら、うちにある圧力鍋で実験的にやってみました。
http://www.asahikei.co.jp/recipe0507/hc_beef_curry.html
手順
- 野菜の皮をむき、大きめに切り、肉といっしょに鍋に入れます
- サイトにあるレシピに従い、1カップの水を入れます
- フタをして、強火にかけます
- 沸騰して圧力が上がり、重りが動きはじめたら弱火にします
(ここまでで約18分)
- 1分たったら火を止めます
- 圧力が下がるまで放置します
(ここまでで約26分)
- 圧力が下がったらフタを開けます
- 野菜の水分が出て、汁気が増えているのがわかります
- カレールーを加えます
- ルーを溶かしますが、これでは明らかに水気が少なすぎますね
- 水を加えながら煮込み、水分が適度になったらできあがり
結論
35分かかりました。
まぁ、じゃがいもの皮をむくところからはじめて、35分で完成したのだからスピード調理ではあると思います。でも、加熱時間の1分には
- 火にかけてから沸騰するまで
- 火を止めてからフタが開くまで
この時間は含まれていない、というのが数字のトリックですね。
あと、フタを開けてから加える水は予想以上にたくさん必要です。2カップ以上は、いります。
これは、火にかけてから沸騰させるまでの時間を短縮させるためと、野菜から水分を引き出すための工夫なんでしょうけど、はじめてやってみたときは、想像以上にカテエ仕上がりになるので、驚かないようにしてください。
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