怪獣使いと中年
この土日は、立て続けに作家先生の講座を受けてかなり寝不足になりました。
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朱川先生といえば、このブログを読んでいる人の多くが『ウルトラマンメビウス』の脚本を書かれたことを思い起こすと思われます。
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作者の仕事は、読者のかわりに考えてあげること。だそうです。
また、小説の場合はあまりそういうことはありませんが、朱川先生が『メビウス』でやったように、連続ものの1エピソードを書く場合には、登場人物の性格や前後のエピソードとの兼ね合いがあるので、一から創作するのとは違ったご苦労があったのではないか。質疑応答の時間にそう質問してみたのですが、『メビウス』の場合はやはりそうとう大変だったそうです。
そもそも、『ウルトラマンメビウス』には「仲間たちがウルトラマンの正体を知っている」という、従来のウルトラマンシリーズにはありえない設定があり、朱川先生が『怪獣使いの遺産』の初稿を書いた時点ではまだそれを知らされていなかったそうです。そのため、前後のエピソードと人物の性格がうまくつながっていないところが出てしまったんですね。
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講座の後の懇親会でも、「これブログに書かないでね」と前置きした上で、いい味を出しているウルトラ関連のエピソードをいろいろ聞かせていただきました。
ありがとうございました。