野望の塔
id:buyobuyoさんの日記はいつも読ませていただいてるんですけど、ぼくは思想とか哲学とかよく知らないもんで、マルクスといえばグルーチョの方だし、ラッセルといえばスネークの方なので、読者としてはあまりよく読めてない方に入るんでしょうね。
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んで、こちらの記事が話題になってるんですけど。
http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20080422#p1
さて、フランス人にナチ呼ばわりはヤバイとかいってる人がたくさんいるわけだが。それは要するに、ナチスドイツ占領下においてレジスタンスに身を投じた1割の少数派以外は大なり小なりドイツに協力していたのに、解放された途端、9割の連中が思いっきり手のひら返して最初からレジスタンスに参加していたような顔をして、一部政治家や役人や民兵、甚だしきは単にドイツ人と付き合っていただけの女性にまでリンチを加えた黒歴史を思い出させるから、という意味と考えていいですか?
ぼくの場合、この辺から連想するのが梶原一騎の『新カラテ地獄変』なんですが。
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大東カラテ世界普及のためパリを訪れた大東徹源は、サバット史上最強と称される達人に挑戦するべく、サバット保存協会のカルパンチェ会長に会います。
カルパンチェ会長は、戦時中はパルチザンとして抗ナチ運動に携わり、拷問を受けて下半身不随になった、車椅子を使用している人物。近くド・ゴール勲章を授与されるという英雄ですが、この人物の陰謀により、徹源は殺人犯として追われる羽目に。
実は、カルパンチェは拷問を受けるまでもなくナチスに仲間を売っており、半身不随というのもウソで、サバット史上最強の天才その人でもあったのでした。
そして、その秘密を知るものをひそかに抹殺して、その罪をサバット協会の強敵である徹源にかぶせようとしているんですね。
この辺の強引さは、まぁセンセイ・カジワラのマジックだから、ということで納得してほしいものだと。
んで、警察からは逃げたもののカルパンチェに捕まった徹源は、麻薬を打たれて中毒になり、廃人になりかけます。
危ういところを弟子のゴルゴに救出され、禁断症状に苦しみますがなんとか快復し、カルパンチェとの決闘に臨むわけですが、この辺の展開もどっかで見たような気がしないでもないというか。
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あぁ、こんなことしか思いつかない。無知って悲しいですね。