Jailbreak


この前の土曜日に古本屋へ行ったとき、買ってきた本。

江戸時代から昭和の戦後まで、凶悪犯・思想犯の区別なく脱獄の実例を紹介した本です。それにしてもイイ表紙だなぁ。


著者の森川哲郎氏は大正13年生まれ、新聞や雑誌記者を経て作家となり、小説・評論・脚本と幅広く執筆されました。


この人の『日本死刑史』は、少年時代のぼくのバイブルだったもんです。

また、帝銀事件の平沢貞通死刑囚を支援し、人権派の市民活動家としても知られています。

こういう人が書いた本なので、全体として反体制的なイデオロギーが貫かれており、牢獄というものが持つ非人間性を告発するような内容になってます。
こんなアンケートに嬉々として投票してるような人が見たら「けしからん」とか思うんでしょうねぇ。


http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080421/trl0804211945019-n1.htm

28日に東京地裁で判決が下される「セレブ妻・バラバラ殺人事件」。19日からユーザーの皆さんの「判決」を募集していますが、これまでのところ「有罪」が圧倒的に多く、量刑でも検察側の求刑(懲役20年)を上回る「死刑・無期懲役」が妥当との意見が最多で、歌織被告に対する厳しい見方が浮き彫りになっています。


 途中経過は今後毎日1回、夕方ごろに更新します。また、詳しい分析やアンケートで寄せられた意見は、実際の判決が下された後、産経新聞や関連サイトで詳しく紹介します。


 アンケートは28日朝まで受け付けています。まだ回答されていない方は、自分が裁判員になった気持ちでぜひ、意見をお寄せください。

裁判員制度ってそういう意味でしたっけ?


多数決で決めるのは裁判とは言わねえんだよ。そういうのはリンチっつうの。
魔女狩り八神健に任せておけばいいんだよ!

どきどき魔女神判!(1) (チャンピオンREDコミックス)

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ゲームは第二弾が出るそうですが、漫画の方も続けてほしいですね。


ちなみに。



森川哲郎氏の娘が、女優の森川千恵子真樹千恵子の芸名で、『仮面ライダー』初期ヒロインの緑川ルリ子を演じていた人ですね。

仮面ライダー VOL.1 [DVD]

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本郷猛の恩師、緑川博士の娘です。本来なら重要な役柄だったはずですが、藤岡弘の負傷降板のあおりを受けてこの人まで降板してしまうという、不運な人でした。


この方が結婚されたときは、父の哲郎氏と親交が深かった、大山倍達総裁が仲人をつとめたというから、それもまたグッとくるエピソードではあります。

地上最強への道―大山カラテもし戦わば (ちくま文庫)

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