天下一剣客伝

新体操のオリンピック代表チームが、五輪用演技を披露したそうです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2008022400147

新体操の北京五輪日本代表チームが24日、東京体育館でフープ+クラブ種目の五輪用演技を披露した。スピード感を主眼に練習を始めて1カ月。フープを落とすミスはあったものの、連続の投げ技などを無難に演じた。
 今回のテーマは「サムライ・スピリッツ」。2本のクラブをつなげて「刀」をイメージし、さらに4本を1本につなげて足で後方にはね上げる日本独自の試みを取り入れた。

そんな、『サムライスピリッツ』って。妖怪腐れ外道とか出てくるのかよ。

SNK BEST COLLECTION  サムライスピリッツ零

SNK BEST COLLECTION サムライスピリッツ零

このゲームに登場する人喰いの化物「妖怪腐れ外道」をデザインした内藤泰弘は、1994年ごろ、ファミマガに『サムライスピリッツ』のコミカライズ版を連載していました。しかし、その内容はゲームとまったく異なり、ゲームに出てこないオリジナルキャラの少年が主人公で、覇王丸ナコルルと旅をしながら、天草四郎配下の魔人集団”来須衆”と戦うというもの。


その魔人たちの殺戮っぷりは凄惨で、妊婦を喰い殺して胎児の眼球をしゃぶってたりするので、低年齢層を対象としたファミマガでは過激すぎたのでしょう。ストーリー半ばで打ち切りの憂き目にあうのでした。


そして、ヤケクソのように最終回でいきなり12人の魔人集団が勢揃いし、それまで出てこなかったサムスピキャラも全員集合して(覇王丸が修行中に出会っていた、という設定が飛び出す)いきなり戦うことになります。

トライガン #2

トライガン #2

内藤先生はその後、ファミマガと同じ徳間書店の「少年キャプテン」で『トライガン』を連載しますが、こちらにも、覇王丸によく似たサムライ”雷泥・ザ・ブレード”が登場するうえに、敵の親玉であるナイヴズ配下の魔人集団”GUNG-HO-GUNS”12人が勢揃いした直後に雑誌が休刊になり、打ち切りという運命まで再現することになったのでした。


そんな数奇な運命をたどった『トライガン』ですが、完結篇が間もなく発売になります。

トライガン・マキシマム 14 (ヤングキングコミックス)

トライガン・マキシマム 14 (ヤングキングコミックス)