J-POPは敵性音楽
深町先生のこちらのエントリ。
一青 窈さんのPVがすごすぎる件について - 深町秋生の序二段日記
コメント欄すごいっすね。J-POP信者ってこええなぁ。
このエントリも、「ポジティブ教」「ピュア思想」を批判してきた一連の流れだと思うんですけど、それがJ-POP方面に行ったら途端にこの反応ですからね。ああいうピュア思想の人って、ぼくの周囲ではぜんぜん見たことないんですが、実在してることが確認できました。
ぼくもね、J-POPは敵性音楽だと思って生きてきたもんでね。
J-POPという言葉が生れたのは、たしか80年代末から90年代にかけてのころだったと思います。
KANの「愛は勝つ」とか、槇原敬之の「どんなときも」とかの”若者の応援歌”が立て続けにヒットして、明るくポジティブな楽曲がもてはやされたもんでしたが、ぼくは中学生の当時からネガティブ志向まっしぐらな人間だったもので、そういう風潮にはまったく乗れなかったんですね。
それに、今も昔もJ-POPってラブソングばっかりですから、ぼくにはぜんぜん理解できませんでしたし。
スピッツの「チェリー」って歌がはやったのが、たしかぼくが二十歳ぐらいのころでした。
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「愛してる」の響きだけで 強くなれる気がしたよ
というのがあったのですが、これがホントに解らなくて。
なんでそんな言葉で強くなれるのか、いまだにぼくには解らないんです。
「愛してる」より「殺してやる」の方が、よっぽど力をくれる気がしませんか?
そんな青春時代を過ごしたぼくなので、よくある「あの曲を聞くと、当時の恋の思い出が甦ってくる」みたいなのがまったく無いんです。
よくいるでしょ、そういう人。オレはそういうのが大ッ嫌いでねぇ。それって、音楽のことなんてどうでもいいってことでしょ。
オレが二十歳ぐらいのころ、夢中で聴いていたのはBLACK SABBATHでした。
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でも、いま聴いたからって、夢中だった当時の自分のことなんて、これっぽっちも思い出しもしませんけどね。
サバスの音楽に比べりゃ、オレの人生なんてどうだっていいんですよ!