東洋の魔王

id:chaaさんにオススメいただいたので、買ってきた本。

ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS)

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それと、Amazonで注文した本が届きました。


表紙からして異様ですね。「東洋の魔王」って堂々と書いてるんだもんなぁ。


裏表紙には、週刊朝日の書評が抜粋されて載っているのですが。

「一回戦には負けたが、二回戦にはアメリカと協力してソ連を破り、三回戦ではアメリカに復讐するんだ」と、彼はいうのである。戦時中の頭をそのまま冷凍して民主主義の外気に少しもふれていないような存在は驚異だともいえる。宮崎清隆とはそんな人である。


彼の行動

東西の戦史に、直接個人的手段で彼ほど最大多数の人命を抹殺した記録保持者もいないであろう。気にくわなければ、同僚も上官も軍医も船長も敢えて殺傷し、そのことにより、また、多数の命も救っている。彼に似る和製ヒトラー辻政信があるが、実行力と若い層の人気では彼の方に歩がある。戦犯呼称”東洋の魔王”とは評し得て妙と、阿部真之助はいう。

彼の考え方

戦争は大抵の人を運命論者にするが、その点彼は極端で、自分には弾が当たらない、自分は決して死なないという物凄い自信を持っている。敗戦後、臆病になって反省過剰の嫌いのある日本人の中に、懐疑と反省の跡がどこにもない彼の性格は一代特長である。日本が悪いのは、”負けたことだけ”と信じ満洲、朝鮮、台湾をもう一度とり戻すことを彼は最大の念願としている。

この書評、明らかに著者を危険人物として批判していると思うのですが、こんな文章を誇らしげに載せてしまうあたりの神経は尊敬に値する、のかどうかよくわかりませんが、とにかくすごい自信です。


内容に関しては、まだ読んでないのでまたおって(・∀・)/