あんにゃとあねま
酔拳の王 だんげの方さんのところで紹介されていたネタ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm775285
『子連れ狼』はこれまでに若山富三郎の映画版、萬屋錦之介のテレビ版、高橋英樹のテレビ版*1、田村正和の映画版*2、北大路欣也のテレビ版と五つの映像化バージョンがあります。
「ぶりぶり」はとくにファンの間での人気が高く、若山版、錦之介版、北大路版と三度にわたって出てきます。
しかも、若山版と錦之介版では同じ浜木綿子が忘八者の姐御を演じており、その好評さがうかがえます。
- 北大路欣也版ぶりぶり
このエピソードを放送したときの、番組公式サイトがこちら。
http://www.toei.co.jp/tv/user/program/browse3.asp?Command=Old&StrNum=3&SID=170
ちなみに、ファンからの声を見ると、原作においても今回のエピソードである「あんにゃとあねま」は一番人気高いようです。前作をご覧になられた方もそうでない方も必ず満足のいく作品になっていると思います。
映像を見て頂ければお解りだと思いますがこの「水責め」と「ぶりぶり」のシーン。拝一刀役の北大路欣也さんは実際にやられてます。腰より下を固定したり、よくある映像のマジックは使っていません。実際に逆さづりになられて撮影に臨まれました。体を張って創った今回の作品。その大迫力は筆舌に尽くし難いものです。あの現場のピンと張りつめた空気。そのシーンに出番のない役者さん達も役者としても先輩である北大路氏の決死の芝居を誇張ではなく瞬きせずに見つめていました。
なんでそんなにノリノリなのよ。
このシリーズ、けっこう頑張ってはいたんですが結局は打ち切りを余儀なくされ、柳生封廻状はなんとか(ラスイチで)出てきましたが、阿部怪異とか南蛮渡来の手榴弾とか「わが孫よ…」とか一切出てこなかったのが残念なところでした。
最近のドラマってワンクールだけが主流なので、あんまり長い話はできないんですよね。
もしくは、続編や「The movie」に繋げるために、ちゃんと終わらせないでダラダラ続けるか。こんなんばっかりだ。
錦之介版ぶりぶりの動画は、探したけど見つかりませんでした。
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
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- おまけ:モガリ笛
http://www.nicovideo.jp/watch/sm740573
『子連れ狼』には、ほかにも「乳母車に仕込んだ機関銃乱射で全員射殺」「石橋蓮司と草野大悟とゾル大佐を雪山に誘い込んで凍死寸前に」など面白シーンが目白押しなので、機会がありましたら見ておくことをお勧めします。