It’s a man’s man’s man’s world
こんなエントリを見つけました。
http://guideline.livedoor.biz/archives/50734688.html
「女として終わってる」という物言いはちょくちょく目にしますね。
- 家事ができない
- キレイな装いをしない
- 恋愛をしない
こういうとき、「女として終わってる」という表現が使われることが多いです。
では、「男として終わってる」というのはどんなときなんでしょう。
- 仕事ができない
んー、これはちょっと違うなぁ。男とか女とかじゃなくて社会人としてどうか、ってことになりそうだ。
- 女にモテない
これもちょっと違いますね。むしろ、女にモテようとして必死なやつの方が男らしくないような気がします。
- エレクチオンしない
これもむしろ、小池一夫劇画では「主人公が、女に誘惑されても心を動かさない」という演出に使われてるから違いますね。
いろいろ考えましたが、やっぱりこれですね。
- 仲間を見捨てて逃げる
これはもう男として終わってるでしょう。
男だったらアレですよ。ほら、戦いの前にね、仲間がなんか、主人公に女の写真を見せるじゃないですか。
「オレ、この戦いが終わったら故郷に帰ってこの女と結婚するんだ」とか言って。
そんでまぁ、この台詞が出たら死亡フラグ確定なわけですから、やっぱり主人公たちはピンチになるわけですよ。
こういう場合は、主人公がその仲間をかばうわけですね。
「お前には、守ってやらなきゃいけない人がいるだろ!オレのことはいいから、早く逃げるんだ!」とか言って。
ところが、逃げたはずの仲間が戻ってきて主人公のことを助けようとするわけですよ。
「馬鹿野郎!どうして戻ってきた!」
「すまん。だが、オレの愛する女を、仲間を見捨てて逃げた男の女房にするわけにはいかないんだ!」
みたいなこと言ってね。
そんで結局、仲間は主人公を助けて死ぬわけです。なにしろ死亡フラグ確定してるから。
んで敵がね、
「フフフ、愚にもつかぬ友情とやらのために命を捨てるとは…愚かな虫ケラらしい行動だ」
とか言うでしょ。そんで主人公が、
「虫ケラだと…?オレの仲間を、虫ケラだと言ったな!許さん…キサマだけは絶対に許さんぞぉーっ!!!」
つって、さっきまで死にそうになってたのがウソみたいにスーパーパワーを発揮するじゃないですか。
少なくとも、少年漫画とかRPGでこういう展開って暗記するぐらい見たでしょ。
そんでその度に男泣きするわけですよ、男ってのは性懲りもなく。
まぁこんな感じでね、「男として」云々というのも、女性からどう見られるか、ではなくて男からの視点を想定しての物言いだと思うのです。
最初に挙げた「女として終わってる」というのも、要は「男の視線を意識しなくなる」ことを指してそう言ってるんですよね。
男らしいとか女らしいとかいうのも、決めているのは男の世界の基準なんだろうなぁ、などと思いつつ今日も「男たちの挽歌2」のレスリー・チャンが死ぬところで男泣き。
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