11月の傑作群

昨日の「エキサイトマッチ」ですが。


マヤール・モンシュプールとのタフガイコンテストのごとき壮絶な打ち合いを制して、WBA世界スーパーバンタム級チャンピオンになったソムサク・シスチャチャワンの初防衛戦が放送されました。

一騎当千 孫策伯符 (1/10スケールPVC塗装済み完成品) 宮沢模型オリジナル

一騎当千 孫策伯符 (1/10スケールPVC塗装済み完成品) 宮沢模型オリジナル

名前がちょっと孫策に似ていることもあり、注目していたのですが、フタをあけてみれば完膚なきまでに叩きのめされる結果となりました。


挑戦者のセレスティーノ・カバジェロは、180cmの長身と長いリーチを誇り、全盛期のトーマス・ハーンズや「はじめの一歩」の真柴を思わせるヒットマンスタイルから鋭いパンチを繰り出します。

はじめの一歩(72) (講談社コミックス)

はじめの一歩(72) (講談社コミックス)

第2ラウンド後半から強烈な右が的確にヒットしはじめ、第3ラウンドに3度のダウンを喫したソムサクのTKO負けとなりました。


セレスティーノ・カバジェロ、要注目ですね。


日本にもスーパーバンタム級の有力選手が何人もいますので、「近いうちに日本で試合が見られるかもしれません」とジョー小泉氏が言っておられました。覚えておきましょう。




11月は、怒涛のビッグマッチタイムリーオンエアです。


http://www.wowow.co.jp/excite/index0611.html


11月6日は、四階級制覇の”プリティ・ボーイ”フロイド・メイウェザーvsカルロス・バルドミールのWBC世界ウェルター級タイトルマッチ。


11月13日は、IBF世界ヘビー級王者ウラディミール・クリチコがカルビン・ブロックの挑戦を迎え撃ちます。


11月20日は、フィリピンの英雄マニー・パッキャオvs”メキシコの恐怖”エリック・モラレスラバーマッチ


11月27日は、これは遅れての放送になりますが、10月7日に行われたディエゴ・コラレスvsホエル・カサマヨルのWBC世界ライト級タイトルマッチ、こちらも三度目の対戦。



世界のボクシングは目が離せません。



また、ジョー小泉氏のダジャレも絶好調です。




昨日は、ソムサクvsカバジェロとともに、ジュニア・ウィッターvsデマーカス・コーリーのWBC世界スーパーライト級王座決定戦も放送されたのですが、試合終了後の小泉ジョークコーナーがまたすごかった。

  • ジョー:コーリー選手はですね、犬を飼ってるそうです。
  • 高柳 :コリー犬…ですか?
  • ジョー:それがブルドッグなんですよ。
  • 高柳 ::…え?それはどういう…
  • ジョー:「本当ですか?」って聞いてみてくれます?
  • 高柳 :(ものすごくイヤそうな顔で)…本当ですか?
  • ジョー:口からデマーカス(でまかせ)です!
  • 高柳 :…ハイ、終わり終わり!


この漫才だけ集めたDVD出ないかなぁ。



もう少し真面目なことも書いておくと、昨日はメイウェザーのインタビューも放送されました。


インタビュアーは、メイウェザーが初戴冠した試合でタイトルを奪われたかつての名チャンピオン、ヘナロ・エルナンデス


このインタビューでのメイウェザーが、実に良い感じです。
(以下、記憶に頼って書いているので大まかなところです)

  • エルナンデスほかにもチャンピオンはいたのに、どうして俺を対戦相手に選んだんだい?
  • メイウェザーあなたが最高のボクサーだったからです。ボクは最高のボクサーになりたかった。だから、最高のボクサーであるあなたと戦わなければなりませんでした。
  • エルナンデスおいおい、本当かい?
  • メイウェザーはい。ボクは14歳のころ、あなたのポスターを部屋に貼ってました。「彼に勝てる男はいるのか?」と思っていました。そのボクが、21歳であなたに挑戦して、勝つことができたのです。

ボクは今、世界で最高のボクサーになることができました。これもあなたのおかげです。
これからももっともっと頑張って、ボクシングそのものをもっと素晴らしいものにしていきたいと思います。


…どっかの自称チャンピオンとはえらい違いですなぁ。



メイウェザーといえば、試合前のビッグマウスや素行の悪さが問題になることも多いのですが、それでも、戦った相手に対して敬意を忘れることはありません。


やっぱりねぇ、殴り合いでゴハン食べてるような人が、礼儀正しくなかったらダメですよ。