カレーに味噌を入れるとうまいですよ
最近はじめて知った言葉に「ミソジニー」というものがあります。
女性憎悪を指すというこの言葉。そういえばわたしも三十路でございます。
で、非モテ/喪男関連のサイトをいくつか見ていると、どうもこのミソジニーがあまりにも濃厚に漂ってきて困ってしまうこともしばしばです。
喪男道 30万Hit!!
↑こちらのサイトでは、性行為でHIVに感染し、交際していた男性にも感染させたという女性を激しく糾弾しているようですが、どうも見ているとアンタらもアンタらだよという気がしてなりません。
性を楽しむ女性を「肉便器」と呼び、HIVキャリアを「生物兵器」と呼ぶセンスには、どうにも薄ら寒いものを感じてしまいます。
フレディ・マーキュリーも、レイ・ギランも、ロビン・クロスビーも、みんなAIDSで、苦しみながら死んでいったんだ。
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「喪男道」では、糾弾している女性がHIVに感染した経緯を「アフリカで黒人チ○ポにヨガって」なんて書いたりもしているので、そっち方面での人権意識の低さもちょっと気になります。
まるでラリー・フリント狙撃犯みたいですね。
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この辺の話題に関して、わたしの感じている何とも知れん居心地の悪さ(モテない側の人間なのに、非モテ言説に与する気にもなれない)について、こちらのエントリを読んでちょっとスッキリした部分があります。
http://homepage.mac.com/biogon_21/iblog/B1604743443/C1534355107/E20060128130205/index.html
文中にある、「『あるがままのオレを愛せよ』という要求は相手をあるがままに受けいれるならば不可能であるわけで」というくだりには激しく感動しました。
要は、わたしはダブルスタンダードがキライなんですね。
そういうオマエはどうなんだ、とわが身を振り返って考えると、自分がそんなに首尾一貫しているわけでもないんですが。
自分のポリシーは「ノースタンダード」です。自分で書いてて意味わかんないけど。
ミソで思い出しましたが、以前、魚屋で「カニミソ」と書いてある瓶詰めを見つけて買ってきたんですよ。大好きなんで。
そしたら、開けてみたらいわゆる「カニミソ」つまりカニの肝臓ではなくて、「カニの身をほぐして味噌で和えたもの」だったことがありました。
…まぁこれはこれで美味しかったんですけどね。ご飯に良く合います。
こういうミスティフィカシオンで何もかもウヤムヤにしてしまう、というのがわたしの首尾一貫したポリシーである、ということでご理解いただけたら幸いです。
と、ウヤムヤ人生はや三十路のワッシュでございました。