最終兵器親父

いろいろ漫画を読んでいると、「キライ」とか「つまらない」というのでなく、「肌に合わない」作家というのが出てくるかと思います。


たとえば、わたしの場合はまず日本橋ヨヲコが思い浮かびます。

G戦場ヘヴンズドア 3集 (IKKI COMICS)

G戦場ヘヴンズドア 3集 (IKKI COMICS)

どうも、この人の絵柄が肌に合いません。
キャラクターの持つ熱気がどうも肌に合いません。

絵もしっかりしてるし、作家性もあると思うんですけどね。
どうもダメなんですよ。縁がないんでしょうな。



それから。



今週の土曜日から映画が公開される「最終兵器彼女」も、読んだことないんですよ。

最終兵器彼女 (1) (ビッグコミックス)

最終兵器彼女 (1) (ビッグコミックス)

どうにも、高橋しんという作家が肌に合わなくて
いいひと。―For new natural life (1) (ビッグコミックス)

いいひと。―For new natural life (1) (ビッグコミックス)

「スピリッツ」という雑誌自体が合わないんですね、わたしの場合。
あの雑誌は文系大学生向けというイメージです。


で、「最終兵器彼女」ですが。

女の子が最終兵器に改造されて、結局人類が滅びるんでしょ?たしか。
要するに「デビルマン」ってこと?

デビルマン (5) (KCデラックス (439))

デビルマン (5) (KCデラックス (439))

もうねー、わたしの場合「人類滅亡」=「デビルマンなんですよ。
田中ユタカの「愛人」まで「あぁ、こりゃ『デビルマン』だなぁ」って思ったぐらいですから。
愛人 5 (ジェッツコミックス)

愛人 5 (ジェッツコミックス)

そういえば、「最終兵器彼女」コンビニ版が出てたのでちょっと見てみたんですが、なんか「愛人」に似てるような気がしたんですよ。

  • 真っ黒ベタの見開き
  • 字ばっかりのコマ

という、独特の演出手法が共通してるんですね。テーマ的にも近いものがあるし。

掲載時期も同じくらいだし、「セカイ系」が流行った時代の空気みたいなもんなんでしょうか。



まぁ、ちせがいくら改造されて最終兵器になったとしても、たぶん範馬勇次郎には勝てないと思うんですよね。

兵器のスペックはともかく、キャラのアクの強さでは太刀打ちできないと思います。
いいとこガイアじゃないですか。

「ほう…エンドルフィンか…」

アンタ見えるんか。