オタクやめますか、それとも人間やめますか
「電車男」のヒットによってのことでしょうか、「脱オタク」というムーブメントのようなものがあるようです。
- 作者: 久世,トレンド・プロ,晴瀬ひろき
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/10/26
- メディア: 単行本
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電車男スタイリング・バイブル ファッションオタクより愛をこめて
- 作者: 菊池文惠
- 出版社/メーカー: 総合法令出版
- 発売日: 2005/12/09
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http://kammyblog.seesaa.net/article/10674255.html
いやー。すごいです。
著者の方までコメントを寄せてきて、かなり白熱したやり取りになっていますが、困ったことにまったくお互いに歩み寄りが見られません。
- ブログ主の方は、「なんと言われようとオシャレには興味ない」
- 著者の菊地さんの方は、「いいからとにかくオシャレになりなさい」
たくさんのコメントが付いていますが、結局はここでループしています。
他にコメント付けている方々も、基本的にはブログ主側からオシャレさんを攻撃している立場のようです。
しかしまぁ、「どうしてオシャレになりたい気持ちがねじまがっちゃったんですか?」っていうコメントはすごいなぁ。
ものすげー上のほうから見下ろす視点じゃないっすか。
こんなん言われたら誰だってカチンと来るでしょうよ。
だいたい、「脱オタク」が「オシャレになる」だってのはおかしいんじゃないか。
そもそも「オタク」ってのは「脱オシャレ」だったんじゃないのか。
まぁ、そもそもブログ主がオシャレに興味ないのにこういう本を読んで文句を言うってのもおかしな話ではあります。
ギターを持っておらず、弾くつもりも興味もまったくない人がギター入門書を読んで
「ワケわかんねー、Amとかなんだよー、なんでギター一本30万もするんだよー」
とか言ってたらオカシイでしょう。
そんで、その作者が「なんでギター弾きたい気持ちが捻じ曲がったの?」とかコメント返してたらさらにオカシイでしょう。
ギター・マガジン 地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ 愛と昇天のテクニック強化編(CD付) (リットーミュージック・ムック)
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「オシャレするかどうか」というのは、「ギター弾くかどうか」というのと同等の、個人の趣味の問題でしかありません。
それをことさらに意識する必要も、かたくなに忌避する必要もないはずなんですけどねぇ。