黙ってギターを弾いてくれ

黙ってギターを弾いてくれ!(紙ジャケット仕様)

2009年度の当ブログは「萌え」をテーマにしています。

というわけで、録画しておいた『涼宮ハルヒの憂鬱』第三話と『けいおん！』第二話を見てから、ブログを書き始めたのですが。

『けいおん！』は、主人公が楽器を買いに行くエピソードでした。原作では15万円だったレスポールが、アニメでは25万円に変わっています。

けいおん! (1) (まんがタイムKRコミックス)

これは、初出時には山野楽器がギブソンの代理店契約をしていたのが、現在はギブソンジャパンが日本法人として窓口になり、商品ラインナップや価格帯が変わったのを反映しているんでしょうね。なかなかしっかり取材して制作しているようです。

『けいおん！』を制作している京都アニメーションでは、過去にも『ハルヒ』や『らき☆すた』などで実在の土地を描いて、オタクの「聖地巡礼」ブームを起こしてきましたが、今回の楽器屋は京都にあるJEUGIAというお店をモデルにしているそうです。

http://www.jeugia.co.jp/

で、原作にもあった、「社長の娘がレスポールを５万円に値切る」という展開はアニメでも同じで、25万円を５万円と、八割引を強要するというのはいくら社長の娘だといってもあんまりじゃないでしょうか。ていうかそもそも、店員が社長の娘の顔を知っているというのが珍しいですね。オレはうちの会社の社長の息子なんて見たことないぞ。

ジュージヤの社長がどんな人か知りませんが、そんな公私混同はしないと信じたいものです。

また、ベースの子が左利き用のジャズベを使っているのも注目を集めており、フェンダー公式ブログでもこのアニメが絶賛されています。

http://www.fender.jp/staff_diary/archives/2009/04/21/

んで、島村楽器でも『けいおん！』コーナーが設置されているとか。

http://guideline.livedoor.biz/archives/51197526.html
（このスレの反応には、オタクにまま見られる萌えフォビアを感じなくもない）

なんだろう、楽器業界のこの好意的な反応。DMCのときはクラウザーさん仕様のギターなんて売られなかったのに。

デトロイト・メタル・シティ (2) (JETS COMICS (271))

（クラウザーさんのメインギターはギブソンSG。デスメタルに使うにはややおとなしいデザインである）