黙ってギターを弾いてくれ

こんな記事を読みました。


僕が音楽雑誌を読まなくなった理由 : pitti blog
ロキノン系の音楽雑誌をいくつも定期購読していた人が、ネットで情報を得るようになったので雑誌を買わなくなったというお話。
この人は「rockin'on」「ROCKIN'ON JAPAN」「MUSICA」「snoozer」「bridge」「ミュージックマガジン」を定期購読していたとのことで、ぼくとは正反対の嗜好です。


ぼくが一番音楽雑誌を読んでいたのは、だいたい90年代から2002年ぐらいまでの時期でしたが、一時期はこれらの雑誌をみんな定期購読していました。

METALLION(メタリオン) vol.44 2012年 12月号

METALLION(メタリオン) vol.44 2012年 12月号

Guitar magazine (ギター・マガジン) 2013年 03月号 (CD付) [雑誌]

Guitar magazine (ギター・マガジン) 2013年 03月号 (CD付) [雑誌]

YOUNG GUITAR (ヤング・ギター) 2013年 03月号

YOUNG GUITAR (ヤング・ギター) 2013年 03月号

Player (プレイヤー) 2013年 03月号 [雑誌]

Player (プレイヤー) 2013年 03月号 [雑誌]

音楽雑誌にはリスナー向けとプレイヤー向けがあり、前者では主にミュージシャンの思想性が話題になりますが、後者では機材や演奏に関する話題が中心となります。
ところが、メタル系はリスナー向け雑誌でも演奏の巧拙が取沙汰されるので、このジャンルに足を突っ込んでいると、必然的にプレイヤー向け雑誌にまで手を伸ばすことになるのです。


ぼくも若かりしころは、これらの雑誌を貪るように読み、鋼鉄道に邁進していたのですが、ある日突然「あ、おれギタリストじゃねえや」と気付いて、ぱったりとプレイヤー雑誌の購読をやめ、いつしかリスナー向け雑誌からも遠ざかって今に至るのでした。
(いちおうギターは何本か持っているのですが、「弾ける」というよりは「押さえられるコードもいくつかある」というレベルなのです)


ちなみに、「ヤングギター」はメタル専門のプレイヤー向けという特異な雑誌で、市場はかなり狭いはずなのに、独自の編集方針でファンから愛されています。
平気でイングヴェイ・マルムスティーンの楽譜を載せるあたりも容赦ありませんが(あんなん誰が弾けるんだよ)、ちょっと前の号ではエフェクターに入れる電池の銘柄による音色のレビュー」という正気とは思えない記事も載っていて、クラクラしたものでした。

ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル

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