スポォツはアナボ!
日本探偵小説史上に燦然と輝く金字塔といわれる、小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」という小説があります。
黒死館殺人事件―小栗虫太郎傑作選1 (現代教養文庫 886 小栗虫太郎傑作選 1)
- 作者: 小栗虫太郎
- 出版社/メーカー: 社会思想社
- 発売日: 1977/04
- メディア: 文庫
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まぁストーリーはだいたい飲み込めたんですが、なにしろ登場人物がみんな同じような喋り方をするんですよ。なので、「何を言ってるかわからない」上に「誰が喋ってるのかもわからない」のです。
こうして考えると、京極夏彦先生の妖怪シリーズがいかにキャラ立てが良く出来てるかわかりますね。
難解な内容ではありますが、少なくとも喋ってるのが京極堂なのか榎木津なのか関口なのかぐらいはすぐ判ります。
さてさて。
中学時代のことですが、柔道部の先輩で強い人は国士舘高校・大学に進んでたんですよ。どうも先生がなんかパイプを持ってたようで。
そのせいか、国士舘というとものすごく怖いイメージがあったんですね。
「黒死館殺人事件」ならぬ「国士舘殺人事件」みたいな。
たぶんこんなんでしょう、国士舘殺人事件。
柔道部の部長が路上で投げ殺された!
警察の捜査が開始される。浮上する様々の謎、死体の姿勢に隠されたメッセージ・・・
だが、名探偵法水麟太郎(特別出演)の推理は、意外にも
「犯人は部員全員だよ、支倉くん(支倉検事も特別出演)」
だった。その真相は・・・?
部員全員が犯人だ、という理由は、運動部に所属したことのある人ならすぐ判りますね。
連帯責任です。
明徳義塾高校の甲子園辞退のニュースを聞いて、こんなバカなネタを思いついてしまいました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000030-san-soci
いやぁ、運動部って本当に怖いものですね。
頑丈人間スパルタカス 1 (少年キャプテンコミックススペシャル)
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- 出版社/メーカー: 徳間書店
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- メディア: コミック
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間違った体育会系のイメージを植えつけてくれますね。ちなみに「ホトトギス神秘教」も出てきます。連載終了の翌年に地下鉄サリン事件が起こるという微妙なタイミングでした。
ちなみに。
数年前、週刊誌のグラビアで有名大学のミス・キャンパスを紹介していたのを見ました。
そこに、「ミス国士舘大学」が紹介されているのを見て、ものすごい違和感とともに「国士舘は男子校ではない」ということを初めて知ったわたしなのでした。
*注:このブログはwashburn1975の思いつきにより書かれているフィクションであり、実在するいかなる大学・高校とも一切関係ありません。