Murder watchers

買ってきましたー。

いやー、ズシンと来る読み応えですね。


本書では、津山三十人殺しヴァージニア工科大学乱射事件などの狂熱犯罪を平山夢明高橋ヨシキ深町秋生といった錚々たる面々が論じ、柳下毅一郎の「実録殺人風土記/山陽・岡山〜広島編」、管賀江留郎による戦前の猟奇少年犯罪記事、北関東の連続幼女誘拐殺人事件(未解決)や大正時代の吹上佐太郎事件など盛りだくさんの内容で、読んでると脳ミソのいろんな部分が痺れてくる感覚が味わえること請け合いです。


ただ、ヴァージニア工科大事件のチョ・スンヒ容疑者の、妄想を本田透が脳内シミュレートする一篇は浮いてたなぁ。



あと、吹上佐太郎の辞世の句は、本によって

左様なら 一足先に 死出の旅

と、本書で紹介されている

屠殺場へ 廻り行く世の 小車や 牛の心を 誰が知りて見る

の二種類が伝わっているのですが、どちらが正しいんでしょうか。


それと、秋葉原通り魔事件ですっかり影が薄くなった江東区OLバラバラ殺害事件ですが、星島貴徳容疑者は殺人容疑で25日に再逮捕されました。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080625105.html
殺人を立証するのは大変だろうなぁ。


で、この事件では死体解体の手際の良さが話題になりましたが、韓国で2004年ごろに起こった柳永哲の連続殺人事件では、死体を関節からバラバラにして16〜18個のパーツに分解することで、作業時間を50分にまで短縮したそうです。


…この人たちは、直死の魔眼でも使ってるんですかね。

真月譚 月姫(6) (電撃コミックス)

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