ふらっと朝湯酒

久住昌之の『食い意地クン』と『ふらっと朝湯酒』を読んだんです。

食い意地クン (新潮文庫)

ふらっと朝湯酒

『ふらっと朝湯酒』は『昼のセント酒』『ちゃっかり温泉』と続いたカンゼンの銭湯シリーズ第三弾で、今回はcakesの連載をまとめたものになっています。でも本のどこにも初出が書いてないんだよなぁ……。ワスは読み始めてから「コレ読んだことあるぞ？」と気付きましたよ。

『食い意地クン』は10年前の本を文庫化したもので、正直いって最近の本ほど面白くない、というか文章がイマイチ。それに比べて『ふらっと朝湯酒』はすごくいい味の文章なので、この10年で久住さんも文章がうまくなったんだなぁ、と謎の上から目線を発揮してしまうワスなのでありました。