ビスティ捨て身の反撃

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観たとき、最初に思ったのは「これパチンコメーカーは困るよなぁ」という感想でした。


人気のあったキャラたちは14歳も歳をとってしまい、日常生活が存在しない世界になってしまったのでステージの演出も難しい。あんなギスギスした人間関係をパチンコで再現したら、ユーザーは不愉快になって打つのをやめてしまうでしょう。

前作「ヱヴァンゲリヲン7」が『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の演出を大胆に導入して成功していたので、次回作はどうなることやら、と心配しておりました。いまのアニメ界でパチンコは最大のマーチャンダイジングといってよく、とくに「エヴァ」はパチンコがアニメ原作だらけになったきっかけのひとつであり、両業界に与える影響が大きいのです。
パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)



んで、このほど「CRエヴァ8」の展示会が開催され、ルポがアップされています。


http://slot.2chblog.jp/archives/28023283.html
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アスカは中学生。
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リツコさんの髪も昔のまま。
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マリもミサトさんも変わりありません。
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この綾波は『Q』には出てきません。
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初号機も『Q』には出てません。
まさかの『Q』完全無視!


『ヱヴァQ』公開時には、主にローソンで、いろいろなタイアップ商品が売られました。綾波やアスカの絵をパッケージにプリントしたお菓子なんかもあったものです。


でも、実際の映画にはこんな人たちは出てこないという、考えてみれば詐欺スレスレの商売だったと思うです。


『Q』の内容には、すっかりメジャーになり、商業化した『エヴァンゲリオン』に対するアンチテーゼ的な意味合いもあったのではという考察も成り立ちますが、商業的要請の権化たるパチンコが、あの作品を無視するのもある意味で当然かもしれんですね。