不思議CALL ME

平野耕太の『ドリフターズ』3巻を買ってきたッス。

ドリフターズ 3 (ヤングキングコミックス)

ドリフターズ 3 (ヤングキングコミックス)

敵方である廃棄物の頭領たる「黒王」の能力(生命の無限増殖)と目的(コボルドやゴブリンを文明化させ、人間に取って代わらせる)が明らかになり、主人公側の島津豊久織田信長ら漂流者たちは、廃棄物を倒し、世界を変革させるために投入された存在であることが明示されました。信長は鍛冶に長けたドワーフたちを使って火縄銃を量産し始め、廃棄物をこの世界に投入する少女「EASY」は明智の家紋をつけた武者を転生させ、オルテ帝国の大貴族にして漂流者であり、得体の知れない怪人物のサン=ジェルミ伯爵が豊久たちと合流したところで3巻は終わり。


設定の大枠はわかってきましたが、この世界についての説明がまだ圧倒的に不足しているのが困りものです。
オルテ帝国のほかに国はいくつあるのか、それらの国にはどんな文化があるのか、どことどこが対立して戦争をしているのか、そういう説明がないので、信長が武士の世を作ろうとしているとかいっても、それがどれだけ世界を変えることになるのか、いまいち判断できないんですよね。


漂流者と廃棄物のバトルも一回あるだけで、あとは名もない兵士ばかり倒しているのも、いまいち盛り上がりに欠けるところです。


3巻はまだ導入部なのかもしれませんが、そろそろ本格的に話を動かしてほしいなぁ。