バラプリンスの巻

このニュースを目にしたとき、皆さんは何を思い浮かべたでしょう。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201211/2012111600825&g=soc

上司に叱られ拳銃取り出す＝警視庁巡査長を戒告処分

　上司に叱られたことに立腹し、携帯していた拳銃を警察署内で取り出したとして、警視庁は１６日、葛飾署地域課の男性巡査長（３１）を戒告処分にしたと発表した。また、この問題を同庁警務部に報告しなかったとして、当時の葛飾署長（５６）を警務部長注意とした。巡査長は「銃を抜くことで、積もり積もった怒りを知ってほしかった」と話しているという。
　同庁によると、巡査長は昨年１１月２７日午前７時４５分ごろ、同署のエレベーターホールで、携帯していた実弾入りの拳銃を正当な理由がないのに取り出した。
　巡査長は宿直勤務を終え、同署地域課に戻ったところ、上司の男性警部補（５９）から、勤務内容を勝手に変えたことを注意され、ふてくされた様子で立ち去った。その後、ホールで「ぶっ殺す」などと言い、拳銃を取り出し数秒間床に向けたが、近くにいた別の上司に一喝され、すぐに戻したという。
　警視庁の池田克史警務部参事官の話　拳銃取り扱いの基本を逸脱しており、厳正に処分した。

誰がどう見たってこち亀だよね。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 182 (ジャンプコミックス)

よりによって葛飾署でねえ。上司の階級が警部補なのを除けば（大原部長は巡査部長）完全にこち亀です。署長がとばっちりを受けるところまで様式美です。
この話のオチは、「中川がこのニュース記事を新聞で読んでいる」「部長は窓の外を眺めながらお茶を飲んでいる」で決まりですね。

ただ、オレの記憶では、さすがの両さんも部長に拳銃を向けたことはないと思うんですよね。

部長が両さんに武器を向けたことは何回もあるんですけど。

こち亀名物のひとつ「部長激怒オチ」は、24巻でその原型となるオチが初登場し、53巻でそのフォーマットが完成しました。その後は断続的に登場し、現在までに17回を数えています。最近登場したのは170巻第6話「バラプリンスの巻」。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 170 (ジャンプコミックス)

実は両さんより部長のほうがよほど危険な人物だ、ということで今日のエントリはここまで。

明日から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q』が公開されます（というか最速上映はすでに始まっている）ので、ネタバレを全力で回避するため、観るまでははてブもtwitterもいっさい見ず、なるべくネットと距離を置くことにします。