Live & Let Live

大関琴光喜野球賭博に関わっていたとかで、また相撲協会はアタマを痛めているようです。


http://www.asahi.com/sports/spo/TKY201006150520.html

「脅され、300万円払った」 琴光喜関、元組関係者に

 大相撲の大関琴光喜関(34)=本名田宮啓司、佐渡ケ嶽部屋=が野球賭博をめぐり、14日に警視庁の事情聴取を受けたことが捜査関係者への取材でわかった。琴光喜関は野球賭博をしていたと認め、元暴力団関係者に脅され現金300万円を支払ったと話したという。琴光喜関は日本相撲協会にも野球賭博への関与を認めており、15日の協会の臨時理事会で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から謹慎するとの報告があり、了承された。名古屋場所(7月11日初日、愛知県体育館)は休場する。

 捜査関係者によると、警視庁の再聴取は14日に行われた。琴光喜関は、昨年12月に野球賭博で勝った数百万円の支払いを部屋関係者を通じ求めたが、逆に元暴力団関係者から脅され、口止め料として現金を要求されて300万円を支払い、さらに1億円を要求された、などと話したという。

 警視庁は夏場所14日目の5月22日の取組後にも事情聴取したが、このとき琴光喜関は賭博への関与や恐喝被害について「言えない」と説明を拒んでいたという。

 また、協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は15日、琴光喜関が13日夜に武蔵川部屋(東京都荒川区)を訪れ、野球賭博へのかかわりを認めるとともに、恐喝されたと話していたことを明らかにした。当初、事実を認めていなかったことについて理事長は「脅されていたことを含め、自分だけではなく、家族も危険ではないかという思いがあり、なかなか認めることができなかったのではないか」と話した。

 しかし協会は14、15の両日に監督官庁文部科学省に問題を報告した際には、このことを説明していなかった。

 協会の調査に対し、琴光喜関のほか28人が野球賭博、36人が花札や賭けゴルフなどにかかわったと自己申告した。協会は力士らの上申書を警視庁に提出。警視庁は力士らから順次事情を聴く方針だ。

 協会はこの日の理事会では正式な処分を下さず、ひとまず厳重注意とすることを承認。武蔵川理事長は「警察の判断を見て、どうするか協議する」と処分を先送りにした理由を説明した。琴光喜関以外の64人の名は「捜査に影響する」として理事会でも公表されなかった。64人は名古屋場所にも出場する。

すごいなぁ。勝ちの払い戻しを要求したら逆に一億円を請求された、というのだから底抜け感も抜群です。300万でやめときゃいいのに「いちおくえんよこせー」なんて、今日び小学生でも言わないよ。別のニュースによると、恐喝してきた組関係者も元力士だとのことですので、角界の闇の深さにはつくづく戦慄させられっぱなしです。


琴光喜は来場所を休場するそうですが、この問題をあまり深く追求していくと、もっと多くの力士が謹慎させられることになるんじゃないでしょうか。そうなると、大相撲そのものの存続にも関わりかねません。


この問題を、なんとか穏便にすませる方法はないものでしょうか。ぼくは数日にわたり悩みに悩んだ末、ひとつの結論に達しました。


ここは、野球選手に相撲賭博をやってもらうしかないですね。


そうすれば、美しき日本の伝統である「喧嘩両成敗」の論理がはたらき、丸くおさまることと思います。

喧嘩両成敗の誕生 (講談社選書メチエ)

喧嘩両成敗の誕生 (講談社選書メチエ)


いや、この場合は「三方一両損」の方がいいかな。

大岡越前 第一部 [DVD]

大岡越前 第一部 [DVD]

ま、この業界は持ちつ持たれつですよ、やっぱり。