オーケーよ、マイボーイ

人気ブログ「中国嫁日記」が書籍化されるそうですが、アマゾンで予約受け付けを開始したというだけでニュースになっています。
人気ブログ「中国嫁日記」が書籍化 Amazonで予約受付スタート - はてなニュース

中国嫁日記 一

中国嫁日記 一

破格の扱いだなオイ。


国際結婚カップルの漫画というと、映画化もされた『ダーリンは外国人』とか、長寿シリーズになった流水りんこの『インド夫婦茶碗』とか、ヤマザキマリの『イタリア家族風林火山』など多くが日本人女性の書き手と外国人男性の組み合わせで、日本人男性の書き手と外国人女性のものは珍しいんじゃないでしょうか。

インド夫婦茶碗 15 (ぶんか社コミックス)

インド夫婦茶碗 15 (ぶんか社コミックス)

イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)

イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)

まぁそもそも、このテの家庭もの漫画は女性向けの雑誌媒体で発表されることが多く、必然的に書き手も女性に偏るんでしょうけどね。


そのうち、たとえばハンガリー人とブラジル人が日本で結婚生活を送って、お互いのカルチャーギャップに加えて日本とのカルチャーギャップも感じて戸惑うような漫画とかも出てきたら面白いかもしれません。


それにしても、このテの漫画では外国人がカタコトの日本語を話すことが多く、それがキャラクターとしての可愛らしさにつながっているのですが、「萌え」というのが基本的に自分より弱いもの、劣ったものに対して発現する感情であることを考えると、無邪気に楽しんでいいものかどうかとちょっともにょもにょするものを感じなくもなきにしも荒川区といいますか。まぁ「異国で苦労している人を応援したい」という善意でもあるんでしょうけど。


「カタコトの日本語」を萌え要素に持つ人物はフィクションにも枚挙に暇がないほど登場しますが、ぼくに言わせれば、史上もっとも可愛い「カタコト日本語」の人物は、晩年のエディ・タウンゼントだと思いますね!


オーケー!ボーイ―エディさんからの伝言

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