原子炉の蟹
http://www.nikaidou.com/archives/11803
福島原発は本当に人災だった
最初に行方不明になった2名。報道にも「福島第一原発の技術者2名が行方不明」と最初出ていたので覚えている人もいるだろう。
あの2名は東電傘下のプラントエンジニア。この2名、なんと、津波後、原発の冷却装置を誤って操作したまま、さっさと逃げたという。しかも、そのまま郡山市内に逃げて酒を飲んでいた。
「俺たち津波にさらわれて行方不明になってるんじゃないか?顔つきで報道されたりして。アハハハハ!」
「もう放射能が大変で・・・ありゃもうダメだな」
そういう会話をしていたそうである。店の店員は「ヘンな二人だな」と思っていたそうであるが、やがておかしいことがわかり、当サイトにタレ込んで来た。現在裏取り中であるが、この2名が原発をほっぽって逃げた犯人なのは間違いないという。
しかも、呑気に刺身を食って酒を飲み、楽しく歓談していたという。名前を出せば、この二名は間違いなく殺されるだろうから、今のところは名前を出さないでおく(←と思ったが、小久保和彦・寺島祥希って出てたね)
この二人、運が悪い。だって、飲んでいた店は、実は俺の友達の店だから(笑)。しかもこの情報は、「横浜のマムシ」に掴まれているし、マムシがつかんでいることを警視庁も知っている。あーあ、もう逃げようがないね(大爆笑)。当日払った札に指紋がついてますから〜。まさに「天網恢々疎にして漏らさず」だね。
いずれにしろ、大変な目撃情報をいただいた。これは東電を追及するのにいい材料である。表でやってもどうせ、マスコミの”電力マフィアに鼻薬かがされた連中”はやらない。しかも、裁判とかにかけても仕方がない。だったら、影の軍団の得意な方法でやってやろうと思う。
東電や保安院、そして民主党は、必ずこの事実を隠蔽するに違いない。最後、自殺ということにされて本当に死んでしまうかも知れないな、この二人。死人に口なしだもんな。
うーむ、日本のメディア使えないし、外国メディアにやらせるほうがいいのかな。いずれにしろ、あとはマムシの旦那に任せようか!
なんだ「横浜のマムシ」って。「指紋がついてますから〜。」って波多陽区か。それにしてもひでえセンスの文章だなこれ。こんなの信じるやついるのかよ。せいぜい勝谷誠彦ぐらいのもんだろ。
んで、結果がこれです。
http://www.asahi.com/national/update/0403/TKY201104030070.html
東電社員2人の遺体発見 福島第一原発で津波被災か
東京電力は3日、福島第一原発で行方不明になっていた社員2人が4号機タービン建屋の地下で遺体で見つかった、と発表した。
亡くなったのは福島第一原発第一運転管理部の小久保和彦さん(24)と寺島祥希(よしき)さん(21)。地震発生時には中央制御室にいたが、被害を確認するため、地下に行って津波に巻き込まれたとみられる。死因は外傷による出血性ショック。
2人は電源や弁の管理を担当しており、地震発生後に地下に下りたという目撃情報があった。地下1階にたまった水の排水作業や水素爆発による退避などが相次いだため捜索は難航したが、3月30日午後に発見された。
遺体は翌日収容され、放射性物質を落としたのちに発電所外で検視され、2日までに最終的に身元が確認された。発見から公表まで時間がかかったことについて、東電は「ご遺族や警察に連絡するなど時間がかかった」としている。
東電の勝俣恒久会長は「地震や津波に襲われながらも、発電所の安全を守ろうとした2人の若い社員を失ったことは痛恨の極み。二度とこのような悲劇を繰り返さないと誓い、事故収束に全身全霊を傾ける」とのコメントを発表した。
これ、完全に名誉毀損ですね。遺族は訴えれば確実に勝てると思いますが、なんでわざわざこんなデマを流す必要があったのか理解に苦しむところではあります。
この流れをまとめた増田記事(http://anond.hatelabo.jp/20110403124431)には多くのブクマがつき、デマを流した輩への批判が集まりましたが、逆張りに定評のあるb:id:Midasがこんなブクマコメントをつけていました。
これは「デマ」でなく民話。遠野物語に入ってるのと同じ心霊譚。気付かれぬ死者が一定間地上をさ迷う。例・こんな所で誰それを見掛けるはずがないと不思議に感じ村へ帰ったらやはり亡くなってた。願望の逆投影
この発想の飛躍力だけは認めざるを得ない。
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そんな二階堂の方では、「遺体発見」のニュースを受けて陰謀論に逃げ込んでいます。
http://www.nikaidou.com/archives/12212
まだ生きている奴がいる。真相は・・・
東電の行方不明になっていた社員二人が死んだという。30日に、一人は水に浸かっていたのに死亡推定時刻がかっちり出ていて(3月11日の16時)、放射能は除染したという・・・30日にわかっていたのに今日まで発表を延ばしたのだという・・・
でも、これ、東電が発表しただけだろ・・・誰も見てない。福島県警がなぜその二人だけを死体処理したのかも謎だ。福島第一原発の周りには死体がたくさんあるのに。しかも、20日も水に浸かっていたのに死亡推定時刻その他がきっちり出るものかねぇ。「時計が止まっていたから」とか言う理由だろうな。水に浸かっていた死体の死亡推定時刻を、20日も前の16時なんて、そんなに厳密に特定できないだろう。「医師の話」と報道には出ていたが、それは誰か。借金はないか。検死官は関係者に東電がいないかなど、すべて疑う必要がある。なにせ、佐藤栄佐久が完全にはめられたくらいなのだ。佐藤栄佐久の娘は東電の社員だったんだぞ。それでも、原発に反対したからハメたのが東電だ。それくらいの会社なのに、たかが末端社員2名の話をここまで持ち上げるとは、おかしい。
ところで、4月11日の19時頃(←3月のまちがい)、郡山の寿司屋で、2名の福島第一原発の職員が酒を飲んでいたのは間違いない。これは「横浜のマムシ」が確認していることだ。で、肝心の二人の面割りだが・・・今はいわない。こういうふうになると、元の文章を読んでいないバカが謝罪だの何だのと叫ぶが、誰も断定してない。元々東電の人間なんだったら、死のうが何しようが責任があるのが当たり前だ。そうそう、ツイッター上では”美談”になっているというが、そのツイッターの本当の出元は誰かなど、確認することはたくさんある。
はっきり言って、一報を聞いたこっちが驚いた。「もし行方不明の二人が郡山に来たのと同一人物なら殺されるんじゃないか」と思っていたが・・・該当人物なのか違うのかわからないが、目撃者の安全確認、身柄保護などもこちらは課題に入って来る。
それと・・・ネットで昨日今日うち関係のサイトを見て、しかもロクに文章も読まずに騒ぐどこのバカかわからん奴からのメールは見ないので、謝罪だの鼻毛だのしろって騒ぐのは2ちゃんねるででもやってストレスを解消しといてくれ。
東電があれだけ嘘ついていたのに、なんで職員二人が死んでいた話は全部額面通りに受け取るんでしょうね。ほんと、みんなおめでたい・・・あの日あの店にいた二人は別人だったのか、だったとすればそれは誰か。いずれにしろ、指紋が残っている。ただ、捜査は難しいだろうな・・・
まぁ、この情報も「商流」というのがある。出元の意向もあるし、目撃者の命のことも考えなくてはならない。
仮の話だが、「いやぁ、処理しました。でも、金で済ましてください。殺しはしないから」といわれたら、みんなを説得してその話を飲むしかない。当たり前だが、原発にいる作業員なんてのは指がねえとか人殺しとか、そんなのの集まりだ。そいつらの中に跳ねっ返りがいたとすれば、関係者の命があぶない。狙われたら、警察なんて一ミリもアテにならない。みんなの命を守れる保証は何もない。
悪文の見本にしたいぐらいひどい文章ですね。意味がぜんぜん通じないんですが、要するに「二人の職員はたしかに郡山で酒を飲んでいた」「東電が嘘の発表をした」と言いたいらしいです。最初のエントリでは「自殺に見せかけて殺されるかも」とか言ってたんですが、その説はもう採らないのかなぁ。
b:id:Midasは心霊譚として受け取っていたようですが、これはむしろミステリとして考えていくべきではないでしょうか。
11日の19時に郡山市にいたはずの人物が、実は11日の16時に福島第一原発で死んでいた。この不可能犯罪をどうとらえるべきか。考えられるのはアリバイ工作、犯行時刻を誤認させるためのトリックということになるでしょう。
それに、津波で被災した原発建屋なんて、ものすごい大掛かりな密室ではないですか。
二階堂のデマを信じる人からすれば、「外部で殺されて、遺体が建屋内に持ち込まれた」という解釈になるんでしょうけど、これはミステリ用語では、高木彬光が名づけた「逆密室」と呼ばれます。
- 作者: 高木彬光
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また、天城一の「密室作法」によると、さらにくわしく
- 不完全密室
- A1:「抜け穴」が存在する場合
- A2:「機械密室」
- 完全密室
- B3:事故または自殺
- B4:「内出血犯罪」
- 純密室
- C5:時間差密室(+)推定犯行時刻よりも後に殺人が犯された場合
- C6:時間差密室(−)殺人が犯された時刻よりも後に犯行時刻が推定されていた場合
- C7:逆密室(+)被害者を運び込む
- C8:逆密室(−)被害者を運び出す
- C9:超純密室
こう分類されています。
- 作者: 天城一,日下三蔵
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今回の事例を陰謀説にのっとって考察するならば、郡山市で被害者が生きているのを目撃された、というのはC6、つまり「実際よりも後に犯行が行われたように錯覚させる」ための偽装トリックということになるでしょう。それに加え、C7「被害者を現場に運び込む」トリックとの複合技、ってわけですね。しかし、二階堂は「後から殺害したのを津波で死んだように偽装する」とも匂わせていますが、これではC5になってしまい、C6のトリックと互いに矛盾してしまいます。ひとつの推理の中で互いに矛盾する理屈を、平気で並存させてしまうようでは、探偵として失格と言わざるを得ないですね。