労働者階級の英雄
福島第一原発で働く人たちの労働条件について。
http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011080401001080.html
日本らしい話だなぁ。中抜きされた92%のうち、いくらぐらい東電にキャッシュバックされているのか想像するとますます味わい深い。海江田大臣は、線量計をつけないで作業した人を「日本の誇り」と持ち上げていましたが、92%も中抜きされてそんな労働をしてたというのだからまさに英雄です。トヨタの専務なら涙を流して喜びそうな話です。
http://response.jp/article/2011/08/03/160391.html
トヨタ伊地知専務「日本の技術力を守るために労働規制の緩和を」
トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役専務役員は2日、2011年度第1四半期決算会見で日本の六重苦について触れ、「今の労働行政では、若い人たちに充分に働いてもらうことができなくなっている」と述べた。
伊地知専務によると、ヒュンダイとトヨタの技術者を比べた場合、個人差はあるものの年間の労働時間がヒュンダイのほうが1000時間も多いそうだ。ということは、10年で1万時間も違ってしまう勘定になる。
「私は若い人たちに時間を気にしないで働いてもらう制度を入れてもらえないと、日本のモノづくりは10年後とんでもないことになるのではないかと思う」と伊地知専務は危惧する。
もちろん心身の健康が第一であるが、日本の技術力を守っていくためには若いうちから働く時間を十分に与え、さまざまな経験を積ませる必要があるというわけだ。
日本らしい話だなぁ。「ヒュンダイより1000時間も少ない時間で生産性を上げている」という発想にならないあたりが実に味わい深い。
もう、日本全体がヤマギシ会にでもなればいいんじゃないですかね。アレこそ財界が目指す究極の楽園でしょう。
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ちなみに「六重苦」とは、
だそうです。
トヨタの専務は、このうち労働規制の緩和を訴えているのですが、資本家側の「緩和」とは労働者にとっての「規制強化」にほかなりませんからねぇ。そのうち、「労働組合の禁止」なんてことも言い出しかねないですねこの体たらくでは。
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