ふるさとの 訛りなつかし 被災地の
バイオレンスジャック―完全版 (1) (中公文庫―コミック版)
- 作者: 永井豪
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1998/04
- メディア: 文庫
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まぁあちらは直下型地震であり、しかも(ネタバレのため自粛)の出来事なので比較できないんですけどね。
『バイオレンスジャック』では関東地方が本州から切り離されるほどの地殻変動が起こりましたが、東日本大震災では道路にいくつか亀裂こそあるものの、烈海王が「救命阿ッッ」と落ちるレベルの地割れは発生していないようです。甚大な被害は津波によるものであり、むしろ『新バイオレンスジャック』に近いかもしれません。いやアレも何かとアレな漫画でしたけどね。
仙台港は大型貨物船も接岸できるようになり、復旧に向けて急ピッチで作業が進んでいるようです。あとはガソリンとネット回線さえ確保できればなぁ。
(今日もケータイから更新してます)
それにしても、一日中ずっとテレビの災害報道を見ていて、三陸地方の被災者の声を聞いていると、言葉のアクセントがだんだん影響されてきます。ぼくは三陸出身で仙台在住という今回の震災でモロにやられた地方の人間なのですが、20年以上仙台に住んでいてすっかり仙台弁になったはずなのに、こうして三陸の言葉をずっと聞いていると、長いブランクを乗り越えて三陸訛りが復活してきます(三陸と仙台では言葉のアクセントがまったく違う)。
買い出しの行列に並んで、周りの人と話していたら「あんたも三陸の人?」なんて言われるようになりました。まぁすずめ百まで踊り忘れずといいますか、虎の縞は洗っても落ちないといいますか。とりあえず復興を果たすまでの間は、「がんばろう沿岸部」の意味も込めて三陸弁で喋ろうかと思います。