今日もどこかでマンデビル
2012年に開催されるロンドン五輪の、マスコットが発表されました。
↑向かって左のがオリンピックのマスコットであるウェンロック、右のがパラリンピックのマスコット、マンデビルだそうです。
このデザインは可愛くないというか、慣れるのに時間がかかりそうだというか、『超人バロム1』に出てくるドルゲ魔人っぽいというか。カタメルゲ、とかいってね。
あと、ゲームボーイのRPG『Sa・Ga2 秘宝伝説』に登場する「せんせい」にもちょっと似てますね。
- 出版社/メーカー: スクウェア
- 発売日: 1990/12/14
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名前の由来は、クーベルタン男爵ゆかりの地名と、傷痍軍人のために作られた「ストーク・マンデヴィル病院」にちなんでいるそうですが、それにしても「マンデビル」と言われると、体は人間だけど心は悪魔、みたいでなんかいいですね。
原作のデビルマンは、人間・不動明が悪魔アモンと合体して意識を乗っ取り、その力を得ているから「悪魔のちから身につけた」という歌詞で合っているのですが、アニメでは逆で、悪魔デビルマンが人間・不動明の体を乗っ取っているので、これでは理屈が合いません。
この混乱は、アニメ『デビルマン』が「原作の漫画をアニメ化」したものではなく、「共通の基本設定を持つ漫画とアニメが同時進行で作られた」ことから来ているのでしょう。漫画の方の設定が混じりこんでしまったんでしょうね。
んで、この『デビルマン』制作時のことが、永井豪ちゃん先生によって自伝漫画化されています。
http://www.nihonbungeisha.co.jp/goraku/
デビルマン、マジンガーZ、キューティハニーらをフィーチュアした豪華な表紙です。「漫画ゴラク」に連載されていたバイオレンスジャックも、久しぶりに帰ってきました。真ん中のペンを持ったイケメンは誰かというと、これが主人公の豪ちゃん先生本人です。
_, ._ (;゚ Д゚) …!?
今は貫禄のある豪ちゃん先生ですが、若い頃はとっちゃん坊やみたいな風貌で、よく登場してくる自画像キャラ「冷奴」にそっくりだったものでした。それがここまで美化されるとは、豪ちゃん先生らしくもない。
と思ったら、なぜか「ながい激」という仮名になっていました。
この漫画は、実名と仮名の使い分けが非常に独特で、永井豪の漫画作品タイトルはすべて実名ですが、それを掲載する雑誌はすべて仮名です。「少年マンガ人」とか実にわかりやすいものですが。また、『デビルマン』のアニメを作った東映も、「帝映」という仮名になっています。
これに対し、豪ちゃん先生の師匠である石森章太郎は実名で登場するし、豪ちゃん先生の弟でダイナミックプロの社長である永井隆さんも、ひらがなに開いただけの実名で出てきます。この辺の基準はいったいどうなっているんでしょうか。
ゴラクでは、小池一夫せンせいの実録漫画も載ったことがあるし、昨今はやりの漫画家漫画ではありますがやはりこの雑誌は一味ちがいますね。
- 作者: 永井豪,小池一夫
- 出版社/メーカー: 宙出版
- 発売日: 2004/11/26
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