夢の懸け橋2011

いやー、それにしてもすごいなー。


http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101208k0000m040122000c.html

石原都知事:同性愛者「やっぱり足りない感じ」

 東京都の石原慎太郎知事は7日、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言した。石原知事は3日にPTA団体から性的な漫画の規制強化を陳情された際、「テレビなんかでも同性愛者の連中が出てきて平気でやるでしょ。日本は野放図になり過ぎている」と述べており、その真意を確認する記者の質問に答えた。

 7日の石原知事は、過去に米・サンフランシスコを視察した際の記憶として、「ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」と話した。同性愛者のテレビ出演に関しては、「それをことさら売り物にし、ショーアップして、テレビのどうのこうのにするってのは、外国じゃ例がないね」と改めて言及した。

言葉狩りに与するつもりはありませんが、ポリティカリー・コレクトネスというものをいっさい考慮しないこの態度はすご過ぎますよ。今はちょうど人権週間だ、というタイミングも含めて味わい深い。


http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken03.html

(1)「女性の人権を守ろう」 (2)「子どもの人権を守ろう」 (3)「高齢者を大切にする心を育てよう」 (4)「障害のある人の完全参加と平等を実現しよう」 (5)「部落差別をなくそう」 (6)「アイヌの人々に対する理解を深めよう」 (7)「外国人の人権を尊重しよう」 (8)「HIV感染者やハンセン病患者等に対する偏見をなくそう」 (9)「刑を終えて出所した人に対する偏見をなくそう」 (10)「犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう」 (11)「インターネットを悪用した人権侵害は止めよう」 (12)「ホームレスに対する偏見をなくそう」 (13)「性的指向を理由とする差別をなくそう」 (14)「性同一性障害を理由とする差別をなくそう」 (15)「北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう」 (16)「人身取引をなくそう」

悪い冗談としか思えないですね。ちなみに(15)は、朝鮮籍の人や朝鮮学校の生徒を差別しろって意味じゃないですからね。



最近は「人権派」なんて言葉が悪口になるぐらいですから、こういう態度もある程度の支持を集めるんでしょうかね。人権を省みない政治家とか弁護士とかカンベンしてほしいんですけどね。


んで、石原都知事や猪瀬副知事の発言に対し、アニメ版権の大手である角川書店がこんな対応を。



というのも、東京国際アニメフェアの実行委員長は、石原都知事なんですよね。悪い冗談としか思えないですね。


ちなみに、と知事閣下の「ご挨拶」はこちら。
http://www.tokyoanime.jp/ja/info/greeting/

東京国際アニメフェア2011」を平成23年3月24日から4日間、東京ビッグサイトで開催いたします。


世界中の多くの人々から愛され、高い評価を受けている日本アニメの振興と育成を図るため開催されてきたアニメフェアも、今回で10周年を迎えるに至りました。回を重ねるごとに質・量ともに充実し、前回のフェアでは過去最高となる13万人を超える来場者を記録するとともに、商談の場となる「見本市」では、海外59社を含む244社の出展をいただきました。正に世界のマーケットとしての評価をいただけたものと考えております。改めて感謝申し上げます。


今回も、「見本市」のほかに、国内外のクリエイターによる創造力溢れる作品が競い合う「コンペティション」、最新のビジネス情報を提供する「シンポジウム」や才能ある若手クリエイターたちがアマチュアからプロへ、さらにメジャーへステップアップするためのビジネスチャンス獲得の場となる「クリエイターズワールド」を展開します。また、お子様からお年寄りまで幅広い年齢層の方々が楽しめる各種イベントなども盛大に繰り広げられ、世界中のアニメファンをはじめ、多くの皆様に日本アニメの素晴らしさを知っていただける絶好の機会になるものと確信しております。


本フェアが、ご出展される皆様と世界中の業界関係者との素晴らしい出会いの場となることを期待するとともに、コンテンツ産業に携わる皆様をはじめ、多くの方々に日本アニメの魅力とパワーを感じ取っていただければ幸いです。

悪い冗談としか思えないですね、もう。角川書店にはぜひ頑張ってもらいたいですね。


ここはひとつ、東京ビッグサイトの隣にある有明コロシアムで「角川アニメフェア」をやる、ってのはどうでしょう。


もう15年も前のことになりますが、ターザン山本編集長の全盛期だった「週刊プロレス」が呼びかけて、東京ドームで全団体参加のオールスター戦「夢の懸け橋」が開催されました。

「金権編集長」 ザンゲ録

「金権編集長」 ザンゲ録


これに対し、ターザンとは犬猿の仲である天龍源一郎長州力を、ライバル誌「週刊ゴング」がバックアップして、同日同時刻に隣の後楽園ホールで反ターザン派の決起集会みたいな大会が行われ、プロレス業界を真っ二つに分けた戦いが繰り広げられたのでした。ってこのブログで何回ネタにしただろう。


角川グループが総力を結集すれば、当時の天龍一派ぐらいの影響力はアニメ界に及ぼせることでしょう。小佐野編集長とGK金沢にあたる人物が誰になるのかわかんないけど。


(つーか、角川書店が出ないってことはガンダムエース関連も出ないってことですよね。それってかなりの大打撃だと思うんですけど……)

GUNDAM A (ガンダムエース) 2011年 01月号 [雑誌]

GUNDAM A (ガンダムエース) 2011年 01月号 [雑誌]