遊星から来た兄弟

昨日、仙台駅前の商業ビル「Ebeans」で行われた、古谷敏桜井浩子・飯島敏宏トークショー「創世記のウルトラを語る」に行ってまいりました。


来たのは誰だ - 男の魂に火をつけろ!
それまでは有料イベントが主流だった怪獣ショーを、デパートなどで行う無料ショーに替えるきっかけとなったのは、仙台近郊での少年との出会いだったそうです。


残念ながら、今回のイベントでもその少年が名乗り出ることはありませんでしたが、どうやらこの学校が、仙台市高砂小学校だったということは突き止められました。
仙台市立高砂小学校
1970年に高砂小学校の生徒だった男の人に、心当たりのある方は、金城哲夫研究会までご一報願います。


んで今回のイベントですが、ミヤギテレビの「OH!バンデス」でおなじみの渡辺勝彦アナが司会を務め、まずはウルトラマンが登場。


ざわめく聴衆の前に、つづいて古谷・桜井・飯島の三氏が登場します。
古谷さんは相変わらずすらりと長身でカッコ良く、『ウルトラセブン』で見せたアマギ隊員のイメージそのままです。桜井さんや飯島監督も、お元気そうでなによりです。


古谷敏ウルトラマンの握手、というマニアにはたまらないレアなツーショットまで拝むことができました。どっちかがザラブ星人かもしれない、と思って注意深く観察しましたが、青野武さんの体調がまだ回復していないらしく、両方とも本物だったようです。


そして、撮影当時の裏話(水中の撮影が一番キツかった、中島春雄とのカラミが一番ハードヒッティングだった)や、俳優として顔を出さない仕事への葛藤などいろいろなお話を聞かせていただきましたが、その間にも、司会の渡辺アナから「写真撮影はOKですが、ネットへのアップロードは厳禁です」という注意が何度もなされていました。さすがは円谷プロ、キャラクター権の管理は徹底していますね。これからも、タイ人に負けないように頑張ってください!


というわけで、写真はありません。古谷さんがスペシウム光線のポーズをとってくれたときのイイ写真とかもあるんですけどね。ホンモノはねぇ、指先の表情が違うんですよ指先の表情が!

古谷さんのサインもいただきました。これぐらいはアップロードしても大丈夫ですよね。


飯島監督は、来年には新作映画『ホームカミング』の公開も控えているそうです。


定年を迎えた団塊の世代が我が家に戻り、過疎・高齢化が進むニュータウンを新たなふるさととして立て直すというもの。主役は高田純次、共演に高橋惠子、竜雷太といますから、かつて飯島監督が手がけた『金曜日の妻たちへ』や『毎度おさわがせします』の面々が年を重ねたようなラインナップになっています。

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金曜日の妻たちへ DVD-BOX

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ですが、黒部進森次晃嗣桜井浩子も出演するというから特オタへのサービスも忘れていません。


考えてみれば、1983年に『金曜日の妻たちへ』の舞台となったたまプラーザは、まだ造成中だった1967年には、『ウルトラセブン』第43話”第四惑星の悪夢”で地球によく似た星の町として登場していたものでした。

  • 第四惑星の悪夢 今昔


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また、第47話”あなたはだぁれ?”でも「フクロウ団地」として登場します。

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ウルトラセブン』制作当時は、無機質で未来的なイメージのあったニュータウンですが、今はもうノスタルジーの対象になっているんですねぇ。