ワッシュ流クッキング:白味噌仕立てのハヤシライス
ぼくがいつも楽しみに読んでいる、「本がないならブログをお読み」というブログがあります。
『ミスター味っ子』や『美味しんぼ』『クッキングパパ』などの料理を忠実に再現するという記事の数々が大人気で、とても楽しいブログですが、ぼくがこよなく愛している土山しげるの漫画は、こちらでは再現料理の対象外となっています。
というわけで、ぼくは『極食キング』を再現してみますよー。
- 作者: 土山しげる
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2010/09/18
- メディア: コミック
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材料
- 牛肉(300g)
- 長ねぎ(4本)
- にんにく(1かけ)
- たけのこ(水煮1パック)
- トマトジュース(400cc)
- 日本酒(400cc)
- 白味噌(200g)
- バター(2かけ)
- サラダ油(少々)
- 塩、こしょう、砂糖、醤油(少々)
作り方
- まずはにんにくをみじん切りにし、鍋にサラダ油をひいて、中火で炒めます
- 薄切りの牛肉を炒め、塩こしょうします
- たけのこを加えてさらに炒めます
- 日本酒とトマトジュースを加え、煮込みます
- 牛肉の旨味が充分に出たら、白味噌を加えます
- 火を弱めて、かきまぜながら煮込みます
- とろみがついてきたら、5cmぐらいに切ったねぎを加えます
- 塩、こしょう、砂糖、醤油で味を整えます
- 仕上げにバターを入れ、溶かしたらでき上がり
- ご飯にかけ、トッピングの具を乗せ、いただきます
今日は、ファミリーマートで買ってきたつくねを乗せてみました。
漫画では、焼き鳥屋のつくね、ラーメン屋のチャーシュー、うどん屋のえびフリッター、定食屋の京野菜の味噌汁、喫茶店のポテトサラダをつけて「五人囃シ」と称して供します。
この人の漫画はこういうダジャレばっかりなんだよなぁ。
ポイントは、歳三いわく
- 玉ネギを使わず京野菜の九条ネギを使う… ただし炒めるのではなく 最後に加えてネギの風味を出す
- マッシュルームを京タケノコに代える 京タケノコのシャキッとした食感の良さやレトロの洋食の雰囲気が出る
- 赤ワイン デミグラスソース トマトピューレを 日本酒・生トマトジュース 白味噌と醤油に代える 京の食材の一つ白味噌と醤油を使う事でコクが出てデミグラスソースのような味わいになる
とのこと。白味噌で本当にデミグラスソースの味ができるかどうか不安でしたが、食べてみると……これがびっくりするほどデミグラス!
クセの少ない白味噌の風味と、トマトジュースのフレッシュな味が合わさって、独特のコクを生み出しています。こんなにとろみがつくとも思いませんでした。
土山先生、疑ってしまってすみませんでした。m(__)m
漫画では京野菜の九条ねぎを使っていますが、東日本では青ねぎは手に入らないので、ふつうの白ねぎを使いました。でもなかなかの味です。
たけのこは、面倒なので水煮のパック製品を使いました。でもこれなら、ねぎと一緒に最後に加えてもよかったかもしれません。生のものを使うともっと歯触りがシャッキリしてたんでしょうけどね。
手間もそれほどかからず、30分ほどで出来てしまいます。市販されているハヤシライスのルーを使うより簡単かもしれません。ぜひ一度おためしください。