漂泊の生神女

例の「非実在青少年」問題について、現役の漫画家たちが反対を表明しています。


http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031501000324.html

ちばてつやさんらが反対アピール 都の児童性描写規制案に

 東京都が漫画やアニメの児童の性行為描写を規制するため、定例議会に提出した青少年健全育成条例の改正案に対し、漫画家のちばてつやさんや里中満智子さん、永井豪さんらが15日、都庁を訪れ反対をアピールした。

 ちばさんらは午後、都庁で記者会見。里中さんは「(規制案は)表現の自由にかかわることで、いかようにも解釈できる。生身の人が傷つくわけではないのに、(漫画の)キャラクターにまで網をかけることに恐ろしくなった」と主張。

 ちばさんは午前、都議会最大会派の民主党の会議であいさつし「規制することで文化の元気がなくなる例を見ている。(規制は)読者の気持ちで決めてもらいたい」と述べた。

 改正案は19日の都議会総務委員会で採決される。

 改正案は、漫画などで服装や学年などから18歳未満と判断される子供を「非実在青少年」と定義。こうした子供への性行為を描写した作品は、青少年に販売しないよう業界に自主規制を求める。

 これらのうち、強姦など著しく反社会的な内容の作品は、青少年への販売・閲覧を禁止する不健全図書に指定すると規定した。

とくに永井豪ちゃん先生は、出世作ハレンチ学園』がPTAから抗議を受けてブチ切れ、漫画の中で「ハレンチ戦争」をやってキャラクターを皆殺しにした経験もある人なので、重みがありますね。


『凄ノ王』なんか、ヒロインがレイプされるのが重要な場面として出てくるので、条例が通ったら一発でアウトになるでしょうし。

バイオレンスジャック』にも、児童が虐待される場面がいっぱい出てきますしね。


んで、この条例に反対している漫画家のリストも公開されています。


http://blog.livedoor.jp/htmk73/archives/2884907.html

超ビッグネームから現役ロリコン漫画家まで、すごいラインナップですね。どうやら出版社ごとに取りまとめているようです。

秋田書店・その他


秋田書店は危険な漫画が多いだけに(とくに「チャンピオンRED」)力が入っています。


中でも『聖痕のクェイサー』は、アニメのスタッフまで総出で反対してますね。

まぁ、少年が女の子のおっぱいを吸うと強くなる漫画ですから、狙い撃ちにされる危険性はきわめて高いわけですけど。


また、ここに名前の挙がってない漫画家でも、この問題について自分のブログやTwitterで発言している人はたくさんいらっしゃいます。漫画家以外の作家や評論家でも、たくさんいます。


町山智浩さんも、こう発言されています。


町山智浩 on Twitter: "日本の漫画家たちは一斉に石原慎太郎都知事のレイプ小説「完全な遊戯」「処刑の部屋」などをマンガ化すればいい。慎太郎にはスナッフビデオ(女性を実際に強姦殺人してビデオに撮る)を作る小説もあるよ。"

日本の漫画家たちは一斉に石原慎太郎都知事のレイプ小説「完全な遊戯」「処刑の部屋」などをマンガ化すればいい。慎太郎にはスナッフビデオ(女性を実際に強姦殺人してビデオに撮る)を作る小説もあるよ。

うーん、ぜひ田畑由秋余湖裕輝で読みたいですね。

完全な遊戯 (新潮文庫)

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アクメツ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

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