夢の懸け橋2009

今日のネタは、はてなホッテントリから持ってきたこちら。


http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20091112/1257981327

いやー、すごいですね。外国人地方参政権について、「日本に何のメリットがあるのか」と尋ねる反対派の態度を批判するエントリなのに、コメント欄には「だからメリットは何なんだよ」という人たちが大挙して押し寄せています。だから、そもそもそういう態度が批判されてるんだってことがどうして理解できないのよこの子たちは。


そういえば、たしか1996年ごろだったと思うんですが。


新日本プロレスとの対抗戦アングルがひと段落したUWFインターナショナルは、その年末に解散するまで、エンタメ路線や純プロレス路線を行き来する迷走期に入っていました。


そんな中、天龍源一郎が、高田延彦との対戦要望をブチ挙げます。


この超ベテランの挑戦に対し、Uインターフロント陣(宮戸優光とか悪いほうの鈴木健とか)は「何のメリットがあるんですか?」と冷淡な態度で応じますが、当時のWAR社長だった武井正智(天龍の義弟)は「プロレスラーが戦うのに何のメリットが必要なのか!」と熱気をこめて食い下がり、9月の神宮球場大会で、ついに実現にこぎつけました。メリットなんてそんなもんです。


この興行は9団体が参加する対抗戦として行われ、ほかにも高山vs川田など好カードが目白押しでしたが、その後のプロレス界は「団体」の枠組みがガタガタに崩壊してしまい、「団体対抗戦」だの「オールスター戦」だのという言葉はまったく意味を持たなくなってしまいました。団体の垣根を越えた「夢のカード」というものに対する、ファンの興奮度を考えると隔世の感があります。


んで、その前年の1995年には、いい方の鈴木健がいた週刊プロレス主催により、主要全団体参加のオールスター戦「夢の懸け橋」が東京ドームで行われました。


この興行は、当時人気絶頂にあったターザン山本という人物が象徴していた、プロレス界にあったある種の歪みを露呈するものでしたが、なんと今年の大晦日「夢の懸け橋2009」として復活するとのこと。


http://www.kamipro.com/news/?id=1257926526
会場は東京ドームから新木場1stリングに、参加団体はメジャーどころからどインディーに変わりましたが、ターザンの大言壮語だけは変わっていないですね。

参加団体

…ごめん、バトラーツリッキー・フジ以外まったくわかんねえ。下田大作とか聞いたこともねえよ。いったい誰なんだ。