飲み食いしたもの
金曜日の昼に新宿へ着いたのであった。
ロフトプラスワンに向かう前に、昼飯としてラーメンを食べることにする。
新宿駅東口の近くに、「大勝軒まるいち」というお店がある、と調べはすでについている。
大勝軒まるいち 新宿店 (タイショウケンマルイチ) - 新宿三丁目/つけ麺 [食べログ]
行ってみたら「日高屋」の看板があって面食らうが、「まるいち」は隣のビルの地下なのであった。危ないところだった。
この店は、有名な名店「東池袋大勝軒」の流れを汲むお店で、店内には、テレビなどで有名な店主・山岸一雄さんの書いたメッセージボードや、東池袋の旧店舗で使っていたカウンターの板を展示してある。
- 作者: 山岸一雄
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2003/07
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 170回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
http://www.tai-sho-ken.com/noren/index.html
大人の世界にはいろいろ事情があるのだろう。
というわけで、ビルの地下にある新しく清潔な店舗に入り、券売機で「とろチャーシューもりそば」を注文。
せっかくだから、チャーシュー入りにしてみたのだが、スープ鉢の底には角切りのチャーシューがゴロゴロと沈んでいる。デフォルトでこれが入ってくるのであろう。チャーシューはこれで充分であった。欲をかくものではない。
麺は太くモチモチしたストレート麺で、スープは甘みが強く濃厚で、やや酸味が利いているがまろやかな味。元祖の味がこれと同じなのかどうかぼくにはわからないが、こういうのが食べたかったのだ、と納得できる味であった。
一日あけて17日の夜、深夜バスに乗るため再び新宿へ。
今度はid:ujimusiさんと合流し、歌舞伎町にあるキラー・カーンの店「ちゃんこ居酒屋カンちゃん」で一献かたむける。議題は裁判員制度が抱える問題点から、土山しげるのB級グルメ漫画における安直なご当地ネタまで、幅広く及んだ。
名物の「カンちゃん鍋」を注文。
豚肉・鶏肉・エビ・カニ・ホタテ・白身魚・油揚げ・豆腐・モヤシ・エノキダケ・長ネギなど盛りだくさんの具をみそキムチ味のスープで煮た、ボリュームたっぷりの一品である。1人前2800円というのはけっこう高いようにも思われるが、1人前でこの量である。優に2〜3人前はあるのでむしろお得だ。
2人でこんなに喰えるだろうか、とちょっぴり心配になるものの、いざ食べてみると、〆のラーメンまであっさりと平らげてしまった。
カーンさんも巨体を軽やかに動かして甲斐甲斐しく接客されており、鍋以外にもおいしくリーズナブルなメニューが盛りだくさんで、また行きたくなるお店であった。ただ店内は広くないので、人数が多いときは向かないかも。
それにしても、旅先ではいつも飲み食いしてばかりいるなぁ。「太って帰る」って藤村Dじゃないんだから。