尿酸値をめぐる冒険

さて、何から書き始めましょうか。


えーとね。


プリン体の暴力 - 男の魂に火をつけろ! プリン体の暴力 - 男の魂に火をつけろ!
数日前のエントリで取り上げた、仙台市青葉区国分町にある「斎太郎」さんにて提供される「痛風鍋」。


これを食べないと、オレの生涯において取り返しのつかない傷を負うことになる。そう確信するレベルで「食いたい」という欲望が沸き起こり、骨盤のあたりが揺さぶられるほどの衝動を感じました。



というわけですぐに予約を取り、昨日、行ってきたんですよ「斎太郎」さん。定禅寺通りから稲荷小路に入ってすぐの、与五郎寿司(おでん三吉の向かい)のビル3階にそのお店はございます。


http://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4002874/
(お店の食べログ



(※なお、ここから定禅寺通りを歩いて10分ほどの、錦町にも「斎太郎」という居酒屋さんがありますが、名前は同じでもまったく別のお店です。とはいえこちらも評判のよい店で、とくにランチの定食ではご飯のおかわりが無料、しかもサービスで納豆が1パックつくというからお得であります)



お店はわりと伝統的な居酒屋づくりというか、囲炉裏を中心にすえた民芸調の内装で、おじさん的には落ち着く感じです。
ぼくがお店に到着すると、今回の蛮行に付き合ってくれた、東北怪談同盟の根多加良くん(https://twitter.com/1k600)がすでにスタンバっており、テーブルにはコンロがセッティングされて、準備万端ととのっておりました。


そして、問題のブツはすぐにやってまいりました。


この写真が2人前です。牡蠣、たら白子、あん肝がぎっしり盛り込まれていて、見るからに艶めかしい、ナマの感触が伝わってきます。



メイン具材が敷き詰められた下には、白菜、ねぎ、とうふ、春菊、しらたきが鎮座しており、具だくさんであります。



煮えすぎないうちにいただきます。しょう油味のスープが張られていて、ぽん酢などをつけずそのまま食べられます。月並みな言い方になりますが、牡蠣はぷりぷり、白子はとろーり、あん肝はねっとりとした口当たり。濃厚な味わいですが、薬味として散りばめられた柚子の、さわやかな香りも効いていて、クセの強い食材ながらも意外なほどあっさりとした食べ応えです。野菜のやさしい甘味も魅力のひとつです。


やわらかーい食材ばかりということもあり、巨漢ふたりであっという間に具材を食べ尽くすと、足早にシメへと突入。


鍋のシメには「雑炊セット」「ラーメンセット」「うどんセット」がありますが、お店の方がおすすめしてくれたうどんをチョイス。



たいへんにおいしゅうございました。



しかし、まだ尿酸値がそこまで追い詰められていないと感じたワスは、ここで追いプリン体を敢行。



尿SAN値の限界まで踏み込みましたが、たいへんにおいしゅうございました。

クトゥルー〈1〉 (暗黒神話大系シリーズ)

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この鍋のほかにも、郷土料理は牛タンや三角油揚げなど各種取り揃えられており、焼きもの・揚げもの・お刺身・ご飯ものなどメニューはたいへん豊富で、どれもリーズナブル。痛風鍋は1人前2500円ですが、これはこのお店でいちばん高いメニューで、牡蠣鍋や仙台名物のせり鍋など、ほかの鍋ものは800円〜1200円ぐらいの価格帯が中心となっておりました。



痛風鍋は、具材の揃う3月いっぱいは提供予定とのこと。今月中に、仙台にいらっしゃる方はぜひ予定に入れて損はないと思います。ぼくももう1回ぐらいは行きたいなあ。今度は納豆の天ぷらとか和牛の陶板焼きとかも頼んでみよう。あと、店主が同じビルの2階でやっている「アニソン酒場」にも寄っていこう。