Metal on Metal

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ヘヴィ・メタルバンド、アンヴィルドキュメンタリー映画が公開されるとのこと。


http://www.uplink.co.jp/anvil/


1984年に西武球場で行われた日本初のロックフェス「スーパー・ロック'84」で来日しましたが、競演したボン・ジョヴィホワイトスネイクビッグ・ヒットを飛ばす中、一組だけ取り残された彼らの映画です。ダーレン・アロノフスキーの『レスラー』でも描いていた、時代に取り残された男の哀愁が感じられますね。今のところ仙台では公開未定なのですが、ぜひ観たい映画です。


84年というのはちょうど「BURRN!」が創刊された年でもあり、メタルという音楽の許容と凋落を、ある種、象徴しているアーティストだともいえますね。今年のLOUD PARKでまた来日するというのも、映画とシンクロしているようで、一種『スパイナル・タップ』を思わせる味わいがなくもないといいますか。


ところで、この映画の宣伝では、「スーパー・ロック'84」に参加したほかのアーティストたちが順調にキャリアを積んでいく中でアンヴィルだけが取り残された、みたいな煽り文句をつけているようですが、マイケル・シェンカー・グループがこの日に見せた惨憺たるライヴ(グラハム・ボネットが逃亡したため代役のレイ・ケネディをヴォーカルに迎えたものの、歌詞を忘れてデタラメに歌っていた)については触れられないんでしょうか。

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