the3名様

産経のサイトにこんなコラムが載っていまして。

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090207/acd0902070325001-n1.htm

【断 山口弘和】ランチタイムの心遣い

 仕事の関係上、ロケ先で昼食をとることがある。ファミリーレストランなどでも、ランチタイムになると会社員や営業ドライバーが、昼食をとるため、限られた休み時間に長い列を作る。

 そんな時間によく目にするのが食事を終えても熱心に、しかも楽しそうに話し込む子供連れ同士の主婦とおぼしき一団だ。私たちが席に着く前から座っていたのに、食事を済ませて店の外に出るまで席を離れる気配すらなかったりする。子供が飽きても、自分たちが飽きるまでは席を立つつもりがないのだろう。いろいろと語り合いたいこともあるのかもしれない。旦那(だんな)や姑(しゅうとめ)の愚痴を言ったりしてストレスを発散させたいのも分からないでもない。しかし、彼女たちがストレスを発散させている間、待たされ続ける人たちのストレスがたまっていく。

 他のテーブルは次から次へと入れ替わっているのに、何も感じない、あるいは感じていても無視できる人が、子供を育てているとしたら。子供は間違いなく親のそんな姿を見て育つだろう。それでよいのか。親は、子供を良識を持った大人として社会に送り出す責任がある。

 ランチタイムは価格もお得になっている。他の客に対して、いつも以上の心配りをするべきだろう。社会を担う人々がより元気に働けるなら、それはめぐりめぐって家庭に還元されるのだから、主婦にもやりがいのある心遣いだろう。仕事でせかされて、昼の食事は待たされる。そんな労働者の声なき嘆きが聞ける人を育てるためにも、自らが行動で示してほしい。食事時間を少しだけずらしてもらうことはできないか。(コント山竹)

ファミレスでダベってる主婦に文句を言っているこのコラムは、案の定、主婦・既婚女性大嫌いの「痛いニュース」でも取り上げられていました。


http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1215012.html


しかし、このコラムを書いてるのがコント山口君と竹田君」の山口君だということがほぼスルーされているのがなんとも。最近の若い人はコント山口君と竹田君なんて知らないのかなぁ。


TOKUMA Anime Collection『ワイルド7』 [DVD]

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ちなみに、山口君はOVA版『ワイルド7』でオヤブンの声を演じていたこともありました。



まぁ、ダベるならなるべく混まない時間にしてほしいという気持ちはわかりますけど、そこから「最近の主婦はけしからん」みたいな流れになっていくのが例によって例のごとくという感じですね。なんでそんなによその奥さんのことばっか気にしてるんでしょうねこの人たちは。


「ファミレスに長居」という行動様式は、別に主婦に限ったことでなくボンクラ系の人にもよくみられる行為ですしね。

ぼくも最近はあまり行かなくなりましたが、以前はよく深夜のファミレスでバカ話に興じていたものでした。週に三回ぐらいびっくりドンキーでハンバーグ喰ってた時期もあったなぁ。ドンキーだと皿がひとり一枚で済むので、テーブルに漫画を広げる余裕ができるんですよね。



また、作家や漫画家が、喫茶店やファミレスで原稿を書いたりネタ出しをしたりするのもよくありますね。

いい電子 (5)

いい電子 (5)

みずしな孝之の『いい電子』でも、ネタがよく出る店を求めてさまよう話なんかがありましたし、深町秋生先生もこんなエントリを書いておられました。


愛を計るものさし - 深町秋生の序二段日記


夜のファミレスで毎日のようにお茶を飲みながら語らう熟年夫婦と、その傍らで執筆する若きノワール作家というコントラストがなんともいい味を出してますね。そういえば、南陽市に住む知人が「夜にミスタードーナツに行くと、しょっちゅう深町君に会うよ」って言ってたのも含めて味わい深い。