11月の傑作群

買ってきた本。

ミカるんX 2 (チャンピオンREDコミックス)

ミカるんX 2 (チャンピオンREDコミックス)

高遠るいの『ミカるんX』二巻が出てました。巨大化した美少女が全裸で宇宙怪獣と戦う、というコンセプトにもようやく慣れてきたところですが、ところどころ、描いてはいけない器官がうっかり描いてあるような気がするんですが大丈夫なんでしょうか。


ぼくが愛したゴウスト (中公文庫)

ぼくが愛したゴウスト (中公文庫)

昨年亡くなった打海文三の長篇『ぼくの愛したゴウスト』。


主人公は11歳の少年。コンサート帰りに駅で人身事故に遭遇しますが、次の日のニュースにもならず新聞にも載っておらず、そこから世界が異様なものに変容していく、という物語です。


ちょっと、ひばり書房のカルト怪奇漫画『呪われた巨人ファン』を思わせる導入部ではありますね。


http://www.tanteifile.com/tamashii/scoop_2007/02/04_01/index.html


ヒステリック・サバイバー (宝島社文庫)

ヒステリック・サバイバー (宝島社文庫)

深町秋生先生の第二作『ヒステリック・サバイバー』も文庫化されました。


体育会系が幅を利かせ、オタクが抑圧される中学校を舞台に、スクールカースト間の対立と差別を描いた作品です。こうやって抜書きしてみると、びっくりするほどはてな的な小説ですね。


でも単純に「二次元サイコー! リア充は死ね!」とかいう話なはずもなく、オタクの醜さもシビアに描かれているので反発する人もいるかも。


宮崎勤をモチーフにした幼女連続殺人犯、「本山通」という人も出てきます。

(注:この本は買ってません)