Used to love her
ここ数日、仕事が忙しくてあんまり書けないでいます。
というわけで、実は昨日のエントリには続きがあったのだというお話。
[rakuten:book:12974076:detail]
二宮ひかるの『ナイーヴ』では、小泉八雲の「破られた約束」の話が出てきます。
ヒロインの麻衣子は、行方不明になっていた父が松江で入院していることを知り、恋人の田崎といっしょに松江まで行きます。
そして、父を見舞った後、宿で、幼いころ父から聞かされた「破られた約束」の話を、田崎に聞かせました。
田崎は、小泉八雲が思ったのと同じように「悪いのは夫なのに、ひどい話だ」と感想を述べるのですが、麻衣子は、
私は化けて出たりなんかしたくない
土の中で黙って泣いてるほうがいい
そういうひとになりたい
なんて言うんですね。
この麻衣子というキャラクターは、都合のいい女であろうとし過ぎるあまり、逆に男を振り回してしまうという難儀な女なんですが、こういう発想はマゾヒズムというかなんというか。
「土の中で泣いている女」というと、Guns N’ Rosesの”Used to love her”を彷彿とさせるものがありますね。
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北京オリンピック終わっちゃったぞアクセル。いつになったら『CHINESE DEMOCRACY』出すんだよ。