崖の上の捕虜 - 男の魂に火をつけろ！　～はてブロ地獄変～

こんなサイトを見かけまして。

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のキャラクターを使って、南京大虐殺否定論をおちょくっている（第一話を見る限りではそうとしか読めない）サイトなんですが、ヒロインであるハルヒをネットウヨクに擬するというのは、角川書店からクレームが付きそうで危険ですね。

ぼくはアニメ第０話（主人公たちが作った自主映画、という体裁）しか見たことないから、よくわかんないんですけど、ハルヒってそういう娘なんですか？

まぁそんなことはどうでもよろしい。

このサイトの中で、捕虜の話になったときにハルヒが

♪ほーりょほーりょほりょサカナの子

と歌い、キョンに「そんな歌はない！」と突っ込まれるのですが、気になったのでググル先生にお伺いを立ててみました。

崖の上の捕虜 - Google 検索
今日の時点で989件ヒット。

比較用。

崖の上のブニョ - Google 検索
1260件ヒット。みんなどんだけ円盤生物好きなんだよ。

『ウルトラマンレオ』第50話「レオの命よ！　キングの奇跡！」では、円盤生物ブニョが登場。

「ウルトラマンがいるから地球が襲われる」という、現在公開中のバットマン映画『ダークナイト』にも通じるテーマを持ったエピソードなんですが、ブニョの造形のチープな気持ち悪さ*1、レオがバラバラに解体されるというショッキングさはそれどころではありませんでした。

だってこんなんだよ。

しかも、人間形態を演じてたのが蟹江敬三。ものすごい怪演で、ファンの間では語り草になっています。

えーと、なんの話だったっけ。

そうそう、ハルヒだった。

最近、知人のご夫妻におめでたがありまして、子供の命名についていろいろお話を聞いたんですね。

ご主人はたいへんな読書家なので（村上春樹のファンサイトを運営されている）、好きな小説のキャラクターから取るのも面白いかも、という話になりまして。

ぼくが、「じゃぁ、最近はやりの”ハルヒ”なんてのはどうですかね」と言いましたら、

「あぁ、ハルヒいいねえ。村山由佳さんの『天使の卵』でしょ？」

と返されました。

1994年に発表されたこの小説は、その後ブームになった「セカチュー」に代表される純愛ものや、ケータイ小説のプロットに多大な影響を与えていますが、ヒロインの名前が「ハルヒ」であることによってライトノベルにも影響している、というのは牽強付会に過ぎるというかなんというか。

ただの医者には興味ありません。この中に画家、美大生、芸大志望の浪人がいたら、あたしのところに来なさい。以上

こんなネタわかる人いないだろ、我ながら。

涼宮ハルヒって、この「ただの人間には興味ありません」と「来ないと死刑だから！」*2というのしか知らないので、ネタにしつつも合ってるのかどうかいつも不安だったりして。

ハルヒといえば、声優で寺田はるひって人がいるんですが、こっちの人も、名前は知っててもどんな声か知らないし、どっちかというと大川興業の寺田体育の日の方が馴染み深かったりして。

*1:『ウルトラマンレオ』のころになると円谷プロも経営が苦しくなり、放送後半の円盤生物シリーズになるととくに着ぐるみの造形がヒドくなった。どんなんか知りたい、という人は「円盤生物ノーバ」で検索してみてね。ビックリするから。

*2:たぶん、『元祖天才バカボン』初期の次回予告「見ないと死刑なのだ！」から取ってるんだと思うけど、よく知らない