マイヤーリンクの悲劇

こんなアンケートが公開されてました。

“モンスター○○”に遭遇したことある? - ITmedia ビジネスオンライン

“モンスター○○”に遭遇したことある?

学校に対しクレームを突き付けるモンスターペアレント、病院で医者や看護師に文句を言うモンスターペイシェントなどが増えているというが、“モンスター○○”と言われる人は身近にいるのだろうか。


モンスター○○と呼ばれる人に「出会ったことがある」と答えたのは48.1%。このうち、どんな関係の人だったかを聞いたところ「モンスターカスタマー(客)」が最も多く21.7%、次いで「モンスターペアレント(親)」(14.1%)、「モンスター上司」(11.4%)、「モンスター近所の人」(10.3%)であることが、アイシェアの調べで分かった。全体的に年齢や立場が上の人とみられる人が多かったが、親(14.1%)と恋人(2.2%)を合わせると16.3%にも達し、「最も身近なところにも“モンスター”は多く存在するようだ」(アイシェア)としている。


身近にいる“モンスター○○”

これまでどんな“モンスター○○”と遭遇してきた人が多いのだろうか。実際に経験したことを聞いたところ「自分の子が悪いのを認めず、責任を先生に転嫁する」という「モンスターペアレント」のほか、「モンスターカスタマー」に関係するエピソードが目立った。


「子どもが商品のパッケージを開けてしまったため母親に買い取ってもらったところ、父親が『子どもなら当たり前のことだ』と抗議してきた」「レンタルビデオを延滞したのに、『買うより高い金額を請求するのはおかしい』といちゃもんをつけていた」など、自分の非を棚に上げて相手を攻撃する事例が多かった。


このほか「治療代や薬代を払いたくないからと財布を持ってこない」や「犬同士のトラブルで1000万円恐喝され、裁判で解決した」といったモンスターが身近にいるようだ。

とにかくなんでも英語にして、頭に”モンスター”をつければいい、という感じですね。


ということは、

  • 猟友会に従わない
  • 他人の獲物を横取りする
  • 密猟をとがめられると逆ギレする
  • 誤射に見せかけて邪魔者を抹殺する

このような狩人は、モンスターハンターと呼ばれるんでしょうか。


具体的には、菊地秀行の『吸血鬼ハンターD』シリーズ第三作、『D-妖殺行』に登場した、いかなる手段を用いても獲物を奪い取る兇悪無比の吸血鬼ハンター、マーカス兄妹のことをそう呼ぶんだと思います。


ちなみにこの作品では、貴族マイエルリンクと人間の娘が恋に落ちるのですが、これは、オーストリア皇太子ルドルフと男爵令嬢マリー・ヴェッツェラがマイヤーリンクの狩猟用別荘で情死した事件をモデルにしているんですね。

(ルドルフは、宝塚でおなじみの皇妃エリザベートの息子である)


人物のネーミングで、ラストがネタバレしているというのはどうかと思いました。