生存報告

平成20年岩手・宮城内陸地震では、ご心配をおかけしております。

ぼくの住む町では震度5弱を計測しました。とりあえず被害はありませんので、ご心配なく。


今回の地震では、緊急地震速報をはじめて経験しました。


一回目の揺れのときは、テレビをつけていなかったのでわかりませんでしたが、二回目の揺れ(大きなところで震度5弱ほど。うちでは震度3ぐらい)のときは、速報から7秒ぐらいでぐらりときました。この数秒は、実際に経験してみるとけっこう大きな心理的余裕をもたらしますね。とりあえず、倒れそうな棚を押さえるぐらいのことはできました。


被害の大きな地域では、土砂崩れや家屋の倒壊などで被害者も出ています。先ほど(19時26分)の速報によればまた一人の遺体が見つかり、現時点で死者は四名とのことです。今後、被害が拡大しないことを祈ります。


そういえば宮城県では、つい二日ほど前に大規模な防災訓練が行われたところでした。

http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20080613ddlk04040677000c.html

発生確率99%:必ず来る県沖地震 県内各地で防災訓練 /宮城

78年の県沖地震発生から30年を迎えた12日、住民や行政機関などによる防災訓練が県内各地で行われた。近い将来に再発する確率は極めて高いとされ、仙台市の総合防災訓練だけでも計約1万2000人が参加。真剣な表情でけが人の搬送や手当てなどに従事したほか、女性のプライバシーに配慮した避難所の設営や障害者向けの避難訓練なども初めて行われた。

<中略>

◇知事は自転車登庁
県は各市町村や山形県などと合同で「6・12総合防災訓練」を実施した。午前6時28分に地震が発生したとの想定で、職員約230人が公共交通機関や車を使わず、徒歩や自転車で登庁。午後0時まで、各地から寄せられた被害報告の処理を行った。

自宅から県庁まで約10キロを自転車で走ってきた村井嘉浩知事は「県沖地震は間違いなく起こると言われている。県民の皆さんはきょう起きるかも、という心構えを持ってほしい」と呼び掛けた。

このタイムリーさに驚いている人も多いようですが、宮城県では「宮城県沖地震が30年以内に発生する確率は99%」とされており、防災訓練はさかんに行われているんですね。


きょう発生したのは、内陸部の断層による地震であり、近い将来ほぼ確実に起こるとされている宮城県沖地震とは別物です。大きい地震があったからといって、その後は起こらないというわけではありません。引き続き、気をつけましょう。

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