シベリア超特急
「いやー、映画ってほんっとうにいいもんですね」でおなじみの、水野晴郎さんがお亡くなりになりました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080611-OYT1T00457.htm?from=main1
映画評論家の水野晴郎さん死去
テレビの映画解説で知られた映画評論家の水野晴郎(みずの・はるお、本名・山下奉大=やました・ともひろ)さんが、10日午後3時5分、肝不全のため東京都内の病院で亡くなった。76歳。
葬儀は近親者だけで行う。7月17日にお別れの会を開く予定。場所は未定。
岡山県高梁市生まれ。1956年、20世紀フォックス映画に入社。その後、日本ユナイト映画に移った。映画宣伝を手がけ、「史上最大の作戦」「夕陽のガンマン」などの邦題も編みだし、ヒットに貢献した。独立した72年からは日本テレビ系「水曜ロードショー」(後に「金曜ロードショー」)で映画解説を担当。親しみやすい笑顔と口ひげ、「いやあ!映画って本当にいいもんですね」という決めゼリフで人気になった。
映画やテレビドラマ、バラエティー番組などにも出演。96年には自らの製作・監督・脚本・主演で、映画「シベリア超特急」を発表。一部のファンの人気を集め、シリーズ化された。
著作も多く、「母の愛、そして映画あればこそ…」では、93年に第13回日本文芸大賞を受賞。国内外の警察事情にもくわしく、「世界の警察」の著書もある。
また、83年の参院比例選では、新自由クラブ民主連合から立候補したが、落選している。
え、なにその本名。別のニュースには”本名・和夫”って書いてあったぞ。
この件では、弟子のぼんちゃん(西田和昭)が会見をしています。
http://cinematoday.jp/page/N0014146
水野晴郎、戸籍上の名前を改名していた!恐るべし『シベ超』への愛!
先週5日には、病床で配給会社から送られてきた『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』のDVDを楽しんだが、その映画が水野が観た最後の作品となった。
また、生涯独身だった水野にとって、自らがメガホンをとり、主演し、配給、そして宣伝まで手掛けていた『シベリア超特急』シリーズはまるで子どものようなものだったという。とりわけ、第2次世界大戦当時、陸軍大尉だった山下奉文への思いは強かった。「先生は、僕らが知らないうちに、自分の本名まで変えていたんです。本名の水野和夫から、いつの間にか、山下奉大に変えていて……。保険証を見せてもらったんですが、本当に山下に変っていてびっくりしました」と西田が話すと、集まった報道陣からも驚きの声が上がった。
ええええええ。
そんな、苗字まで変えられるもんなんですか? そんな改名、家裁が受け付けてくれるの?
いやー、びっくりしました。
仙台の愛宕橋にあった「シベ超接骨院」(今は閉院している)のこととか、トークライブでアナルのことを「入り口」と表現していたこととか、根強いホモ疑惑に対抗して「ぼくはロリコンです」と発言した(そっちの方がヤバいんじゃねえのか)こととか、いろいろネタにしようと思ってたんですが、このサプライズにすべて吹っ飛んでしまいました。
最期に観た映画が『HOT FUZZ』だった、というのも警察制服マニアの水野さんらしくていい話ではあります。
- 晴郎ちゃんの自慢
『白バイ野郎ジョン&パンチ』放送後の解説だそうです。イキイキしてるなぁ。
- 作者: 水野晴郎
- 出版社/メーカー: 警察時報社
- 発売日: 1985/11
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謹んでご冥福をお祈りします。