人間性破壊工作

江東区の女性不明事件で、逮捕された星島容疑者が「美少女アニメのグッズを持っていた」「二次元の女にしか興味が持てない、と言っていた」という報道がされています。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080530k0000m040141000c.html

江東女性不明:容疑者、技能高く職場転々 美少女グッズも

東京都江東区潮見2のマンションに住む広告会社社員、東城瑠理香さん(23)が行方不明になった事件で、殺害を自供した派遣会社社員、星島貴徳容疑者(33)=住居侵入容疑で逮捕=は月に50万円を稼ぐ優秀なプログラマーだった。一方で美少女アニメのグッズを持ち歩き、初対面の相手に父親への敵意をあらわにするなど、独特の性格も周囲に印象付けていた。事件後も何食わぬ顔で出勤していた星島容疑者。その素顔を探った。


「10年以上も実家に帰省しないのはどうしてなの」。昨年11月、星島容疑者が所属するプログラム開発会社の面接で、社長(40)が何気なく尋ねた。物静かだった星島容疑者の口調が一変した。


「父親が大嫌いなんですよ。殺してやりたいくらい」。それ以上は怖くて聞けなかったという。


岡山市出身で4人兄弟の長男。高校では情報処理科に通い、資格も取得した。テレビゲームが好きで、卒業後は都内の大手ゲームメーカーに就職した。数年後に辞めてからは都内の金融機関や通信会社などをフリーのプログラマーとして渡り歩いた。技能が高く、好条件を求め、ひとつの職場の在籍は長くても1年だった。残業はせず、知人は「人の2〜3倍は仕事が速かった」と語る。


独身でたばこも吸わず、酒も2、3杯しか飲まない。「ゲームは何でもやりますよ」と話し、仕事で使うバッグには美少女アニメのグッズを入れていた。


今年1月からは、江東区の金融関連会社に派遣された。「キーボードが汚れる」と指先部分を切った白い布手袋でパソコンを操作し、机をぞうきんで頻繁にふき上げる。周りには潔癖性に映った。タクシーで通勤し、約2500円の運賃なのに3000円でお釣りを受け取らない客として有名だったという。

http://news.livedoor.com/article/detail/3663756/

江東区OL殺害事件 猟奇的犯行は鬼畜エロゲーの影響か

●玄関の隙間から被害者を監視


「自室のドアを少し開け、すき間から東城さんが帰宅するのをうかがっていた」――。江東区OL失踪事件で逮捕された星島貴徳(33)の不気味な行動が次々に浮上している。

星島は「東城さんが通路を歩いたり、玄関の鍵を開けたりする音が聞こえるように、自室の玄関のドアを少し開けて待っていた」と供述。被害者の会社員、東城瑠理香さん(23)の生活パターンを熟知した上で計画的犯行に及んだ疑いが強まっている。

「現場マンションは、すぐそばをJR京葉線が走っており、防音構造がしっかりしています。ドアを閉めた状態では東城さんの足音が聞こえにくい。東城さんの生活パターンを確認するため、普段からドアを少し開けていたようです」(捜査事情通)


出身は岡山。父は税理士で、4人兄弟の長男だった。県立高校の情報処理科を卒業後に都内の大手ゲームメーカーに就職。周囲とのコミュニケーションが苦手で職を転々とし、現在は都内の情報関連会社で派遣社員として勤務していた。


親しい知人には、こう漏らすことがあったという。


「2次元の女にしか興味が持てない」


高校時代からコンピューターの知識が豊富だった星島は、上京直後からエロゲームにのめり込み、バーチャルな女性との疑似恋愛しかできない男だったというのだ。

通勤の往復には、片道2500〜2700円もするのに、毎日タクシーを使い、しかも300〜500円のおつりをチップとして渡していたという。家賃が9万円なのに、タクシー代が12万円というチグハグさだ。


東城さんは、現実とバーチャルの狭間を見失った“危ないオタク”の犠牲者なのか。


●「騒ぎになって殺した」バラバラ遺体「通勤途中捨てた」


星島は取り調べに対し、「数日前から暴行するつもりだった」「殺すつもりはなかった。通報されて警察が来て騒ぎになったので刃物で刺した」などと供述していることが分かった。


星島が東城さんを襲い、包丁を背中に突きつけ自室に連れ込んだのは午後7時半ごろ。帰宅した東城さんの姉が110番通報したのは9時15分ごろ。


この直後から東城さんの部屋に捜査員が慌ただしく出入りした。騒ぎに気づいた星島が自室で東城さんを刺殺し、遺体をバラバラにしたとみられる。


バラバラにした遺体は自室のトイレに流したほか、「通勤途中、数日間に分けて近くの別のマンションのゴミ捨て場に捨てた」と供述した。


また星島は犯行後、指紋や掌紋に何らかの薬品を使って細工し、採取できないようにしていたことも判明。さらに「東城さんは一人暮らしと思っていた。バレるとは思っていなかった」とも話し、金曜日に犯行に及んだのは「土日があるので発見が遅れると思った」などと話しているという。

円より子議員が大喜びしそうな報道ですね。


美少女アニメっつったって、いまどき美少女が出てこないアニメなんてほとんどないし(BLかバキぐらいじゃね)、二次元の女にしか興味が持てない男がなんで実際に女性を襲うのよ、という矛盾にこの記事を書いた人が気付いてるかどうかあやしいものですね。


この人が持ってた「美少女アニメ」ってどんなんだろうなぁ。『撲殺天使ドクロちゃん』かなんかだったりしてね。



♪刺して殺して刻んで〜
 捨てて砕いて流して〜
 でもそれって ボクの「愛」なの〜 


自分で書いといて、あまりの不謹慎さにめまいがしました。ぼくも電波ソングの聴きすぎでだいぶ人間性が破壊されているようですが、それはさておき。


事件に萌えアニメが絡んでくると、オタクの人からも冷ややかな反応が返ってくるという現象は昔からありまして。
SOS遭難事件 - Wikipedia
1989年7月24日というから、ちょうど宮崎勤が逮捕された翌日のことですが、北海道大雪山系の山中で遭難者を捜索していた道警のヘリが、倒木で作られた「SOS」の文字を発見します。

これは、その5年前に遭難した別の登山者が作っていたもので、周辺には遺骨と遺留品があり、助けを求める音声を収録したテープも発見されました。


実際の音声はこちら。

(↑後半は、「焼身自殺する女性の声」というまったく別のショッキング音声が入っているので閲覧注意)


この事件は、当初は「必死のSOSも届かなかったかわいそうな人」という切り口で報道されましたが、遺留品の中には『魔法のプリンセス ミンキーモモ』のグッズがあり、このテープもB面には『ミンキーモモ』の主題歌が収録されていたことがわかるや一転、「オタクが無謀な登山で迷惑をかけた」みたいな論調に変わってしまったのがなんともはやでした。


(↑最終回で、主人公がトラックに轢かれて死ぬというショッキングなアニメだった)


今回の星島容疑者の場合、美少女アニメうんぬんより父親との確執の方が明らかに重要だと思うんですけどね。たいてい、親との関係に問題があった人がやるもんなんですよ。こういう事件ってのは。