Gender Bender
自前でネタを思いつかないときは、とりあえずはてなダイアリーのトップページに行ってみて、はてな村のホットなトピックをさぐってくるのがぼくのブログ作法の一つ…って前にもこんな書き出しがあった気がするんですが、そんなことをいちいち気にしているようではブロガーなんてやっていられません。
なんかトリアージとかいうのが話題になってるようですが、居酒屋で「とりあーじビールね」と注文するというダジャレしか思いつかなかったので、これをネタにするのはあきらめて、こっちをネタにしてみよう。
『らき☆すた』を見た非オタの友人が衝撃の一言 - GilCrowsのペネトレイト・トーク
(非オタの友人が備え付けモニターに流れているアニメを見ていた)
非「『らき☆すた』ねぇ…。」
私「ん、そのアニメが気になるか?このアニメは去年最も話題になったアニメだな。去年このアニメの舞台になった神社にオタクが大挙して押し寄せたんだ。」
非「あ〜それ聞いたことあるな。これがそのアニメなのか…。」
私「そうそう。」
非「ふ〜ん、しかし…オタクってのはこんな子供向けアニメ見て何が楽しいんだろうね?」
私「…は?」
非「いや、これどう見ても子供向けの絵じゃん(笑)」
このように、萌えオタとそうでない人との間にある感覚のギャップを浮き彫りにしているわけですが。
これ、もうちょっと補足が必要だと思いますね。
「萌え」の絵柄ってのは、「子供向け」というより「女の子向け」のソレだったと思うんですよ、もともとは。
だから、非萌えオタの人からすると、「大人が子供向けアニメを見ている」という世代の倒錯以上に、「成人男性が女の子向けアニメを見ている」という性差の倒錯がキモく感じられるわけです。
たとえば、『プリキュア』は萌え的な要素を持ちつつも本質的には女の子向けであり、『きらりん☆レボリューション』は完全に女の子向けです*1。
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しかし、萌えの洗礼を受けていない人間からすると、この辺はみんな「女の子向け」に感じられると思うんですよね。
昔は、男の子向けと女の子向けのアニメはもっと単純に分けられていて、女の子の可愛らしさを主眼とするものは女の子向け、男のカッコよさを主眼とするものは男の子向け。もっと簡単に分ければ、主人公が男なら男の子向け、女なら女の子向け、と言ってもいいほどでした*2。
しかし、この区別が崩壊したことによって、アニメは、見ない人にとってキモいものになってしまったんだと思われます。
萌えというのは、「女の子向け」だったものを「全年齢対象」に開放したものであり、それを認識していない人の目には性的倒錯にうつるんでしょうね。
あ、でも『かのこん』がお色気アニメだ、ということは非萌えオタでも理解できるかも。
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