コバルトの地平線、燃え尽きるまで

※今日のネタは、萌え界隈では一年以上前に話題になったものの周回遅れです


YouTubeで昔の『ワイルド7』実写版のOPでも見ようと検索したら、なんか知らんけどアニメがヒットしまして。

なんじゃこりゃ、と思って調べてみましたら、これは2009年に放送された『そらのおとしもの』という萌えアニメのエンディングでした。この作品は毎回エンディングの歌が変わるのが売りの一つで、昔のフォークソングなど懐メロを起用してシュールな映像と組み合わせるのが人気だったようです。

そらのおとしもの 通常版 第1巻 [DVD]

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とくに第2話のEDは、ぼくはぜんぜん知りませんでしたが放送当時には大反響を呼び、海外でも「クレイジー」と評判になったとのこと。


エッセンシャル・ベスト 山本コウタローとウィークエンド

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山本コウタローとウイークエンドのカバー”岬めぐり”に載せ、大量のパンツが空を飛んでゆくというもの。パンツのはばたきは実際の鳥がはばたく動きをCGでモデリングしたようで、たいへんリアルにできています。これをSF作家の野尻抱介が気に入り、ゴム動力で飛ぶパンツ型飛行機を作って大勢で飛ばすイベントをやったりして、ずいぶん盛り上がったようです。萌えの分野にはあまり明るくないぼくなので、そんな盛り上がりをぜんぜん知らなかったんですけどね。


どういう状況なのかまったく想像もつきませんが、どうやらこのアニメは、

  • 主人公のもとに女の子型の天使(のようなもの)イカロスが降ってくる
  • 彼女は人の願いを叶えるためにつくられたドラえもんのような存在で、主人公の願望をかなえようとする
  • しかしいつも的外れなことばかりやってしっちゃかめっちゃかになる

というお話で、第2話は、

  • 主人公が幼馴染のパンツを目撃するも、デザインが好みでなかった
  • イカロスの中で「主人公の好みでないパンツを排除する」というプログラムが発動し、周囲の女性がはいているパンツをすべて奪う
  • パンツがなぜか鳥になって飛んでゆく

そんなエピソードだったようです。何を言ってるのかわからねーと思いますがオレも何が何だかわかりません。


んで、このアニメは2010年に第2期も放送され、そちらでは『少林寺木人拳』の日本版主題歌”ミラクル・ガイ”とか、

少林寺木人拳 デジタル・リマスター版 [DVD]

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助け人走る』の主題歌”望郷の旅”も使われたとのことです。

助け人走る VOL.1 [DVD]

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欲をいえば、歌詞は「汗と涙と血がまた騒ぐ」じゃなくて、テレビ版に準拠して「熱い明日の風が呼んでる」にしてほしかったところですけどね。


んで、せっかくだから本編もちょっと見てみるか、と思ってレンタル屋のアニメコーナーに行ってみたのですが、タイトルもうろおぼえでいたところ『そらのおとしもの』のとなりに『ソラノヲト』というアニメもあって、一瞬「どっちだっけ?」と混乱。

しかもこっちのジャケを見ると『けいおん!』とまったく同じ絵なので、ますます混乱。これ、同じ人が描いてるんじゃないの? みんなどうやって同じような中からお目当ての作品を見つけてるの?


なんかもう「うわあああん」って感じになったので、アニメコーナーを後にして、1枚300円のワゴンセール棚から、ポール・ヴァーホーヴェンの『インビジブル』と、ウェス・アンダーソンの『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のDVDを漁って帰ったのでありました。

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ [DVD]

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今年36歳のおっさんには、やはり現代の萌えカルチャーは敷居が高かったようです。

6周年のごあいさつ

そうこうしているうちに、このブログも開設から6周年を迎えました。6年間毎日更新してこれたのも、読んでくださった皆さまのおかげです。今後いつまで毎日更新が続けられるかわかりませんが、「でもやるんだよ」精神でこれからも行こうと思いますので、今後も隅から隅までずずずいーっとよろしくお願いしますです。


ワッシュ拝