死刑執行人もまた死す

今日は、エキサイトマッチでバーナード・ホプキンスvsジョー・カルザゲの試合が放送されました。

http://www.wowow.co.jp/sports/excite/2008_may_02/

おなじみのベテラン「死刑執行人」ホプキンスと、スーパーミドル級王座に10年間にわたって君臨する無敗王者「ウェールズの誇り」カルザゲによる、注目の試合。

一回に、ホプキンスが得意とするリードブロウなしでのダイレクトライトが決まり、カルザゲがダウンする予想外の展開が見られましたが、ハンドスピードと連打にまさるカルザゲが盛り返します。

ホプキンスは、いつもながらのノーモーションブロウ→クリンチ（ついでに頭も当たれば当てる）という省エネ戦法で対抗しますが、ローブローを受けたときの過剰アピールなど、クリーンファイトとはいえない（いつもながらの）やり口がジャッジの心象を悪くしたこともあり、主導権を取り返せないまま、結果は２−１でカルザゲの判定勝ちとなりました。

しかし、負けたとはいえほぼノーダメージのホプキンス。いつもながらのふてぶてしさを見せ付けられました。

現在、バーナード・ホプキンスはオスカー・デラ・ホーヤが社長を務めるゴールデンボーイ・プロモーションの副社長でもあり、ゴールデンボーイ・プロが主催する試合では、いつもデ・ラ・ホーヤと並んでリングサイドにいる姿がおなじみになっていましたが、今回はデラ・ホーヤが一人で座っています。心なしか淋しそうに見えなくもない、というか。

また、リング下にはシルベスター・スタローンの姿も見られました。

ロッキー・ザ・ファイナル (特別編) [DVD]

『ロッキー・ザ・ファイナル』では、ホプキンスが一昨年に戦い、一方的に勝利したアントニオ・ターバーがロッキーの敵役を演じ、今回の試合でレフェリーを務めたジョー・コルテス、リングアナのマイケル・バッファーも出演しています。

現実と虚構ごちゃ混ぜ。何その『四角いジャングル』。
[rakuten:rdownload:10694066:detail]